最新記事

事件

「ぞっとする...」「最悪の部外者」スクールバス床下から3.3mのニシキヘビが捕獲される

2022年11月9日(水)19時50分
青葉やまと

「ぞっとする動画」スクールバスでの騒動に恐怖

このヘビは現地の土曜日にスクールバスに侵入したところを目撃され、同日捕獲された。このため幸運にも、ヘビがいる状態で生徒が乗り込むことはなかった。住民や森林局職員を含め、本件による死傷者は発生していない。

しかし、安全なはずのスクールバスに厄介な侵入者が発生したことで、事件は大きな注目を集めている。インディアン・エクスプレス紙は本件を報じ、「多くの人々はヘビを見ただけで背筋がゾクゾクします。ウッタルプラデーシュ州のラーエ・バレリで、スクールバスのなかに居座る80kgのニシキヘビ。それを発見した人々の恐怖を想像してみてください」と住民や関係者の恐怖を強調している。

インド・ニュースメディアのNDTVは、「ぞっとする動画」だとして映像を取り上げた。

なお、人間に犠牲者はなかったものの、騒動と前後して子ヤギ1頭が命を落としている。NDTVによると居合わせた複数の住民が、このヘビがヤギ1匹を丸呑みにするところを目撃している。ヘビは小ヤギを捕食し、その後バスの車体下に隠れたという。

バスを降りない「やる気のない生徒」? コメント続々

動画はTwitterに投稿され、2週間のあいだに約4万5000回再生されている。どれだけ引っ張られようとも頑なに留まるヘビの様子に、投稿主のナンディア氏は「(バスを降りて学校に行きたがらない)一番やる気のない生徒......」とのキャプションを添えた。

動画に対しTwitterユーザーからは、さまざまな声が寄せられている。「これはすごい......クレイジー......」「巨大だ」など、ヘビの迫力に圧倒されたとの意見が目立つ。

生徒の安全を憂慮する声もあった。スクールバスという性質上、あるユーザーは「乗車は児童専用にして......部外者はご遠慮いただきたい(笑顔の絵文字)」とコメントした。ティルチラーパッリ国立工科大学のサンカラナラヤナン教授は動画に対し、「恐怖だ。スクールバスで発見とあらばなおさら」とリプライを送っている。

ほか、ニシキヘビを意味するpythonとプログラミング言語のPythonを掛け、「ヘビはプログラミング教室に通いたかったのかもね」とのユーモアも聞かれる。一方でヘビの体調を案じ、リプライを通じて動物愛護を訴えるユーザーも多く見られた。

ヘビとしてもわざわざスクールバスを狙ったわけではないだろうが、子供の安全を脅かすとあっては捕獲もやむを得ない。たまたま学校の休校日だったことで、最悪の事態は免れたようだ。


>>■■【動画】インドネシアで女性を丸呑み、スクールバスの床下から......、ニシキヘビの衝撃映像

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

来日のNZ首相、経由地で専用機故障 民間機で移動

ワールド

原油先物は小幅安、米消費者需要の後退や中国指標待ち

ワールド

トランプ氏が減税拡大表明、移民流入に警告も 78歳

ビジネス

韓国現代自動車、インド子会社が上場申請 同国最大の
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:姿なき侵略者 中国
特集:姿なき侵略者 中国
2024年6月18日号(6/11発売)

アメリカの「裏庭」カリブ海のリゾート地やニューヨークで影響力工作を拡大する中国の深謀遠慮

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    この「自爆ドローンでロシア軍撃破の瞬間」映像が「珍しい」とされる理由

  • 2

    FRBの利下げ開始は後ずれしない~円安局面は終焉へ~

  • 3

    顔も服も「若かりし頃のマドンナ」そのもの...マドンナの娘ローデス・レオン、驚きのボディコン姿

  • 4

    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開する…

  • 5

    米モデル、娘との水着ツーショット写真が「性的すぎ…

  • 6

    水上スキーに巨大サメが繰り返し「体当たり」の恐怖…

  • 7

    森に潜んだロシア部隊を発見、HIMARS精密攻撃で大爆…

  • 8

    なぜ日本語は漢字を捨てなかったのか?...『万葉集』…

  • 9

    サメに脚をかまれた16歳少年の痛々しい傷跡...素手で…

  • 10

    メーガン妃「ご愛用ブランド」がイギリス王室で愛さ…

  • 1

    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア

  • 2

    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車の猛攻で、ロシア兵が装甲車から「転げ落ちる」瞬間

  • 3

    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思っていた...」55歳退官で年収750万円が200万円に激減の現実

  • 4

    米フロリダ州で「サメの襲撃が相次ぎ」15歳少女ら3名…

  • 5

    毎日1分間「体幹をしぼるだけ」で、脂肪を燃やして「…

  • 6

    カカオに新たな可能性、血糖値の上昇を抑える「チョ…

  • 7

    この「自爆ドローンでロシア軍撃破の瞬間」映像が「…

  • 8

    「クマvsワニ」を川で激撮...衝撃の対決シーンも一瞬…

  • 9

    認知症の予防や脳の老化防止に効果的な食材は何か...…

  • 10

    堅い「甲羅」がご自慢のロシア亀戦車...兵士の「うっ…

  • 1

    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に

  • 2

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 3

    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア

  • 4

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「…

  • 5

    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が…

  • 6

    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車…

  • 7

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 8

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しす…

  • 9

    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思ってい…

  • 10

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中