最新記事
メンタルヘルス

かえって体調・メンタルが悪くなる人も...「休職の前に」知っておきたい「注意点」と役立つ制度とは?

2025年8月5日(火)17時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

会社によっては、財形貯蓄の積立一時停止の手続きや、従業員向けに入っている保険に関する手続きが必要な場合もあるかもしれません。これらは休職に入る前には意識していなかったものの、いざ休職すると対応しなければならないことが多く、体調が悪い中で進めるのは大きな負担です。

また、会社によって対応の時期は異なりますが、休職に入ると今後の流れや手続きに関する書類を大量に渡されることがあります。しかし、どう考えてもそれを読んで理解できるような体調ではありません。

休職初期は体調が優れないだけでなく、仕事や職場関係のことを思い出して心配したり、気分が沈んだりすることもよくあります。
例えば、

・途中までやりかけの、あの仕事はどうなっているかな
・あのクライアントは対応が難しいけど、後任の人はちゃんと対応できているだろうか
・職場のみんなは、自分が仕事を置いて休んでしまったことを怒っていないだろうか

などの思いがふと頭をよぎり、気にしないようにしようと思っても、なかなか切り替えられずに気持ちが沈んでしまうことがあります。

休職に伴う手続きは落ち着いてからで大丈夫

また、家族にどのように休職を伝えるかも、大きな悩みになりがちです。

家族と暮らしている人は、「休職したことをどのタイミングで伝えたらいいのか」「今後のことが自分でもわからないのに、どう説明すればいいのか」と不安になることもあります。特に子どもがいる場合、「どのように伝えればいいのか」と悩むこともあるでしょう。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米・ウクライナ首脳が電話会談、米特使の訪ロ協議 欧

ワールド

トランプ氏、ロシアとの会談「生産的」 二次制裁発動

ワールド

ウクライナ大統領を「信頼」は58%に低下、抗議デモ

ワールド

メキシコ大統領、カナダとの2国間貿易協定の可能性を
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を呼びかけ ライオンのエサに
  • 2
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの母子に遭遇したハイカーが見せた「完璧な対応」映像にネット騒然
  • 3
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 4
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医…
  • 5
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 6
    【徹底解説】エプスタイン事件とは何なのか?...トラ…
  • 7
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 8
    大学院博士課程を「フリーター生産工場」にしていい…
  • 9
    かえって体調・メンタルが悪くなる人も...「休職の前…
  • 10
    バーボンの本場にウイスキー不況、トランプ関税がと…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 4
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 5
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 6
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 7
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 8
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 9
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから…
  • 10
    メーガンとキャサリン、それぞれに向けていたエリザ…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 6
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 7
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 10
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中