最新記事

TikTok

カナダ、政府端末での「TikTok」使用を禁止

2023年2月28日(火)09時15分
冨田龍一
TikTok

5./15 WEST-iStock

<「TikTok」禁止の動きが急拡大中>

カナダは現地時間2月27日(以下、すべて現地時間)、政府端末での中国発の短尺動画SNS「TikTok」の使用を禁止にする方針を明らかにした

【動画】「TikTok」禁止の理由を記者団に説明するトルドー

「TikTok」を調査したところ、最高情報責任者はプライバシーやセキュリティといった面で「容認できないレベル」のリスクをもたらすと判断。2月28日に政府端末から削除され、その後はダウンロードできなくなる。

この決定について、ジャスティン・トルドー首相は記者団にこう説明した。

「もちろん、私たちは表現の自由や、カナダ人がオンラインで好きなように活動する自由を非常に大切にしています。しかし、データ保護、カナダ人の安全およびセキュリティに関する非常に重要な原則もあり、私たちは常にこの原則を遵守しています」

「これは最初の一歩かもしれませんし、唯一のステップかもしれません。すべてのステップにおいて、カナダ人の安全を確保することを目指します」

【動画】「TikTok」禁止の理由を記者団に説明するトルドー

「TikTok」をめぐっては、アメリカの公的機関でもその利用を禁じる動きが急拡大している。また2月23日には欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会が公用端末での「TikTok」の利用を禁止すると発表したばかりだ。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

大統領選後に拘束記者解放、トランプ氏投稿 プーチン

ビジネス

ドイツ銀行、9年ぶりに円債発行 643億円

ビジネス

中国は過剰生産能力を認識すべき、G7で対応協議へ=

ワールド

ウクライナ支援、凍結ロシア資産活用で25年以降も可
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:スマホ・アプリ健康術
特集:スマホ・アプリ健康術
2024年5月28日号(5/21発売)

健康長寿のカギはスマホとスマートウォッチにあり。アプリで食事・運動・体調を管理する方法

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    能登群発地震、発生トリガーは大雪? 米MITが解析結果を発表

  • 2

    ウクライナ悲願のF16がロシアの最新鋭機Su57と対決するとき

  • 3

    「天国にいちばん近い島」の暗黒史──なぜニューカレドニアで非常事態が宣言されたか

  • 4

    「目を閉じれば雨の音...」テントにたかる「害虫」の…

  • 5

    黒海沿岸、ロシアの大規模製油所から「火柱と黒煙」.…

  • 6

    高速鉄道熱に沸くアメリカ、先行する中国を追う──新…

  • 7

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された─…

  • 8

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 9

    魔法の薬の「実験体」にされた子供たち...今も解決し…

  • 10

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 3

    娘が「バイクで連れ去られる」動画を見て、父親は気を失った...家族が語ったハマスによる「拉致」被害

  • 4

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 5

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 6

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバ…

  • 7

    「隣のあの子」が「未来の王妃」へ...キャサリン妃の…

  • 8

    SNSで動画が大ヒットした「雨の中でバレエを踊るナイ…

  • 9

    能登群発地震、発生トリガーは大雪? 米MITが解析結…

  • 10

    米誌映画担当、今年一番気に入った映画のシーンは『…

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 5

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 6

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 7

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中