最新記事

ライフスタイル

あなたを閉塞感から救ってくれる? 猫に学ぶ生き方から、多様性の時代の哲学まで...いまオススメの本

2022年11月25日(金)17時04分
flier編集部
本を抱く人

SrdjanPav-iStock

<自分の心、仕事、生活、勉強...生きづらさを感じる人たちにオススメしたい本など、いま各出版社がイチオシする本を紹介>

各出版社の「これはぜひ推したい!」という本を揃えたコーナー、「出版社のイチオシ」です。フライヤーで要約をご紹介しきれない書籍の中で、各出版社のオススメを記事形式でご紹介します!
※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載(前半はこちらから、後半はこちらから)です。

◇ ◇ ◇


発達障害を基礎の基礎から知る

リワーク専門の心療内科の先生に
「働きながら発達障害と上手に付き合う方法」を聞いてみました

 著者:亀廣聡、夏川立也
 出版社:日本実業出版社
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

いきなりですが、「発達障害」は何科でどのように診断するか知っていますか?

答えを言うと、精神科や心療内科で、診察や認知検査して総合的に判断されます。そんな、そもそもも知らなかったのが、この本の企画のスタートでした。

グレーゾーンをはじめ「発達障害」は注目度が増していますが、では、自分や周囲の人が「もしかして、発達障害かもしれない」と思ったら、すぐに心療内科に行こうと思いますか?

心療内科の門をたたくのは、なかなかハードルが高いのでは......。

そこで、心療内科を受診したら、どんなふうなんだろうというのを、大阪の枚方に実在するリワーク(復職)専門の「ボーボット・メディカル・クリニック」を舞台に知ることができるのが、この本です。

心療内科の先生が教えてくれるのは、発達障害は病気ではなく「脳の特性」ということです。そして、「感情のコントロールが苦手」「空気が読めない」「こだわりが強い」など発達障害からくる生きづらさから、メンタル不調を引き起こしている人も増えています。

「発達障害って何?」「どうやって診断するの?」から、「いかに上手に付き合うか」まで、よくわかります。

第一編集部 川上聡

一番幸せな生き方をしているのは?

閉塞感がニャくなる魔法の言葉88
 著者:矢作直樹
 出版社:ワニブックス
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

「なぜ人は猫の生き方に憧れるのでしょうか?」

「他人におもねらない、他人と自分を比較しないというのは、一番幸せな生き方だからです」

私のふとした疑問に対して、著者である矢作直樹先生からの返答が本書誕生のきっかけになりました。

猫はいつも気ままで、自分中心。他人の目ばかり気にしがちな日本人とは正反対な生き方です。「だからこそ日本人は猫が好き」と矢作先生は続けました。

そういえば以前、バズる動画は犬ではなく猫ばかりと聞いたことがあります。猫は寝たい時に寝たい場所で寝たいだけ寝る――そんな〝自分軸〟を持った生き方に、私たちは羨望の気持ちを抱くのでしょう。

食べたい時に食べる、気が赴くままに歩いてみる、歩きやすい靴を履く、空を見上げるなど、本書には人生を気楽に生きるためのメソッドが詰まっています。何かとストレスフルな昨今ですが、己の五感を磨き、直感を大切にすることで、自分らしく生きてみてはいかがでしょうか。

岩尾雅彦

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ノババックス、サノフィとコロナワクチンのライセンス

ビジネス

中国高級EVのジーカー、米上場初日は約35%急騰

ワールド

トランプ氏、ヘイリー氏を副大統領候補に検討との報道

ビジネス

米石油・ガス掘削リグ稼働数、3週連続減少=ベーカー
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:岸田のホンネ
特集:岸田のホンネ
2024年5月14日号(5/ 8発売)

金正恩会談、台湾有事、円安・インフレの出口......岸田首相がニューズウィーク単独取材で語った「次の日本」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 2

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 3

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 4

    地下室の排水口の中に、無数の触手を蠢かせる「謎の…

  • 5

    横から見れば裸...英歌手のメットガラ衣装に「カーテ…

  • 6

    ブラッドレー歩兵戦闘車、ロシアT80戦車を撃ち抜く「…

  • 7

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 8

    アメリカでなぜか人気急上昇中のメーガン妃...「ネト…

  • 9

    「終わりよければ全てよし」...日本の「締めくくりの…

  • 10

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 1

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 2

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地ジャンプスーツ」が話題に

  • 3

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋戦争の敗北」を招いた日本社会の大きな弱点とは?

  • 4

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 5

    「恋人に会いたい」歌姫テイラー・スウィフト...不必…

  • 6

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 7

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 8

    ウクライナ防空の切り札「機関銃ドローン」、米追加…

  • 9

    日本の10代は「スマホだけ」しか使いこなせない

  • 10

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 4

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 5

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 10

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中