誹謗中傷や情報の複製の割合が高い日本

例えばネット販売におけるレビュー欄は、まさに集合知を期待した仕組みといえるが、商品の発売当初は誹謗中傷ばかりで全く参考にならない。販売実績が伸びてくれば、多くの人がレビューを書いたり、星を付けるので評価は次第にまっとうなものになっていくが、ひどいレビューによって売り上げが伸びず、多くの人が書き込む段階まで至ることなく、やむなく販売停止に追い込まれた商品も多く存在することだろう。

特に日本の場合、レビュー欄における誹謗中傷の比率が高い、ツイッターで飛び交う情報における複製の割合が高いといった特徴があり、先ほど述べた独立性や多様性があまり担保されていない。こうした社会では、AIが悪影響をもたらすケースも増えると予想されるので、企業や個人はそれを前提に行動する必要がある。

加えて、AIを開発する企業に対しては、何らかの社会的な要請を加えることが必要となるかもしれない。結局のところ、社会の質が高ければAIは有用であり、社会の質が低ければ害悪をもたらすという身もふたもない話と言わざるを得ないだろう。

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