- HOME
- コラム
- Edge of Europe
- お手軽スポーツ賭博がイギリスを蝕む
お手軽スポーツ賭博がイギリスを蝕む

イギリスではスマホ片手にいつでも誰でも気楽に賭けられる CHRIS RATCLIFFEーBLOOMBERG/GETTY IMAGES
<規制緩和とテクノロジーの進化でいつでも誰でも何にでも賭けられるようになったイギリスの、ギャンブルとスポーツのゾッとする現状>
僕がひいきにしている英プレミアリーグのアーセナルが、アイバン・トニーの獲得に興味を示しているとの噂がある。
彼の名を聞いて思い浮かぶのは「得点力」(まさにわがチームにはこれが必要)というより「トラブル」とか「ギャンブル」という言葉だから、心配になってしまう。
トニーは2023年、サッカー賭博をしてプレミアリーグの規則に違反したとして、8カ月間の出場停止処分を受けた。長期休養は彼のサッカー人生にマイナスでしかなかった。比較的短いとされるサッカー選手生命においてこれほどの時間と収入を失うとは、明らかにトニーは愚かだった。
一方で、トニーは極端なケースだっただけで、彼のような若者にとって決して異例だったわけではない。
イギリスではここ一世代でギャンブルが爆発的に拡大し、当然ながらギャンブル依存症の問題も急増している。まず、ブレア政権時代の無謀な「改革派」政策の一環で、2005年に賭博業界が大幅に規制緩和された。さらに、テクノロジーの進歩でいつでもどこでも何にでも賭けることが容易になった。
どちらかの要因だけでも影響はかなり大きかっただろうが、組み合わさることで莫大な相乗効果が出ている。ギャンブルはごく普通になっただけでなくそこらじゅうに存在するものになった。
築150年の家に住むと何が起こるのか...ビクトリア朝時代の住宅の窓をめぐる苦労 2025.06.26
住宅足りなすぎ高すぎで買えない問題と、それでも田園地帯をつぶしたくないイギリス人 2025.06.19
英首相邸への放火はロシアの危険な新局面? いや、「原点回帰」だ 2025.06.04
僕とクソダサいマイカップの抱腹絶倒で数奇な運命 2025.05.31
選挙前だけ大衆受けを狙い、当選後は本性を現す...わけではなかったスターマー英首相 2025.05.20
改めて問い直す「ヨーロッパ」とは何か...いま浮上する「本当の問題」とは? 2025.05.08
-
外資系顧客向けシステムエンジニア/システムインテグレータ・ソフトハウス
株式会社リファルケ
- 東京都
- 年収450万円~1,260万円
- 正社員
-
外資系サーバー 構成見積支援業務/テレワークあり 外資系サーバー 構成見積支援業務/ITサービス会社/Excel
株式会社スタッフサービス
- 東京都
- 月給23万5,000円~
- 正社員
-
「外資系」ITヘルプデスク「英語:中級以上」/ITコンサルティング
エイラシステム株式会社
- 東京都
- 年収400万円~650万円
- 正社員 / 契約社員
-
ビジネスプロデューサー/外資系クライアント担当/時短OK/英語力を活かせる仕事
大手代理店系列マーケティング会社
- 東京都
- 年収650万円~1,000万円
- 正社員