台湾総統「侵略は必然的に失敗する」、中国軍事パレード控え

　９月２日　台湾の頼清徳総統（写真中央）は２日、北京での大規模な中国の軍事パレードを翌日に控え、侵略は必然的に失敗すると述べ、第２次世界大戦の教訓と１９５８年に起きた中国軍との戦闘に言及した。写真は６月８日、台湾南部の高雄で撮影（２０２５年　ロイター／Ann Wang）

Ben Blanchard

[台北 ２日 ロイター] - 台湾の頼清徳総統は２日、北京での大規模な中国の軍事パレードを翌日に控え、侵略は必然的に失敗すると述べ、第２次世界大戦の教訓と１９５８年に起きた中国軍との戦闘に言及した。

頼氏は国防部（国防省）の将校を前に、中国が台湾支配下の金門島を攻撃した１９５８年の第２次台湾海峡危機に触れ、２日で台湾が危機の一部である海戦の勝利から６７周年を迎えたと指摘。台湾の勝利は真の平和が侵略に対して団結する決意から生まれることを示すものだと付け加えた。

「われわれは皆、現在の安全保障環境がかつてないほど厳しいものであることを知っている。ここ数年、中国共産党は台湾海峡周辺で軍用機や軍艦を使った活動を執拗に行っている」とし、「第２次世界大戦の勝利から、（第２次台湾海峡危機における）９月２日の海戦と８月２３日の砲撃戦の輝かしい成果に至るまで、最も貴重な教訓は残っている。それは団結が勝利を確実にし、侵略は必然的に失敗するというものだ」と述べた。