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イラン、軍事施設で実験の形跡消す作業している恐れ=米調査機関
2015年08月07日(金)15時16分
8月7日、もしイランが実験の形跡を消すなどの作業をしているとすれば、今後、同施設に国際原子力機関の査察団が立ち入る際、軍事目的の核開発が行われていたかどうかの調査に支障をきたす恐れがある。ウィーンで5月撮影(2015年 ロイター/Heinz-Peter Bader)
[ウイーン 6日 ロイター] - 米国の国際科学安全保障研究所(ISIS)は6日、イランが同国内の軍事施設で過去に行った実験の形跡を消す作業をしている可能性があるという報告を発表した。
テヘランの南東に位置するパルチン軍事施設をめぐっては核兵器開発疑惑を指摘する国もあるが、イラン政府は同日、こうした疑惑を否定した。
ISISによると、同軍事施設内で車両やコンテナのようなものが動いている様子が衛星写真によって確認された。衛星写真は、イランの核問題をめぐる同国と欧米など6カ国による最終合意がまとまった後に撮影されたものだという。
一方、イラン政府は、単なる道路工事だと反論している。
もしイランが実験の形跡を消すなどの作業をしているとすれば、今後、同施設に国際原子力機関(IAEA)の査察団が立ち入る際、軍事目的の核開発が行われていたかどうかの調査に支障をきたす恐れがある。
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