- HOME
- コラム
- 湯川鶴章のテクノロジーフィクション
- メタバース普及のロードマップ予測。カイフ・リー著「…
メタバース普及のロードマップ予測。カイフ・リー著「AI2041」から
リー氏によると、ホログラムを使ってMRを実現するのは技術的に非常に難しく、2041年の段階でも、メガネやコンタクトレンズなどの表示デバイスが必要になるだろうとしている。
またイーロン・マスク氏は、微細な電極を脳に埋め込むニューロテックと呼ばれる技術で、データを脳にアップロードできると主張している。そうなれば、表示デバイスなしで現実空間に仮想コンテンツが出現するような風景を脳の視覚野に表示できるわけだ。ただ脳の仕組みはまだまだ分からないことが多く、ニューロテックもまだ黎明期に過ぎない。リー氏によると、2041年までにニューロテックがそこまで進化する可能性は低い、としている。
「スマホの次に何がくるのか」という質問をよく耳にする。「スマホの次はVRだ」という意見もある。しかし、当面はXRグラスが普及したとしてもスマホの周辺機器にしか過ぎず、スマホを不要にするのには、あと20年近くかかるということなのだろう。
生成AIでネット広告はどう変わるのか 2024.04.25
有力AI企業が東京に拠点を設ける理由 2024.04.18
LLMはOS、エージェントはアプリ 2024.04.04
生成AIの進化を受けて人型ロボット市場が立ち上がり始めた 2024.04.01
2023年秋、AI業界勢力図③ アプリ戦国時代の幕開け 2023.10.19
2023年秋、AI業界勢力図② Metaがオープンソースで大暴れ 2023.10.18