「何が起きても不思議でない」...トランプの対イラン攻撃は「ムチ」か「斬首」か
BLUFFING, BOMBS, AND NEXT?

第1に、イランの核開発阻止。この目的はイスラエルやほとんどの国々も共有する。複数の独立系アナリストによれば、イランは国連制裁に違反して核兵器開発を続けている。
25年6月、アメリカは約14トンの「バンカーバスター(大型地中貫通爆弾)」でイランの核開発施設を攻撃。トランプはイランの核開発計画とその能力を「完全に破壊した」と主張したが、証拠は提示しなかった。
第2に、イランのミサイルと同開発計画への対策と抑止。専門家の推定によれば、イランが現時点で保有する弾道ミサイルは2000発以上。最大射程は2500キロに達し、毎月100発を新たに生産している。
第3に、最近のイラン国内の政情不安や反政府運動を利用または支援すること。イランで反政府デモが激化すると、トランプは「体制転換」を呼びかけたが、イラン政府は最大3万人のデモ参加者を虐殺して鎮圧した。今回の攻撃は、内政に苦慮する現体制への圧力となる。
第4に、現在進行中の核交渉でイランに譲歩を迫るためだ。両国の高官協議が続くなかでの攻撃は露骨な「ムチ」として機能する。
ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領(当時)を拘束・排除した軍事作戦の成功で大胆になった政権スタッフが、イランでも「コストゼロ」の斬首作戦を提案した可能性がある。ただし、ベネズエラとは地政学的環境が大きく異なり、作戦目標もより複雑だ。

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