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ワシントン・ポストは「事実上、消滅」する――偉大な新聞はトランプとAIに屈するのか

The Demise of the Washington Post Is a Global Problem

2026年2月27日(金)17時40分
ハワード・フレンチ (フォーリン・ポリシー誌コラムニスト、コロンビア大学ジャーナリズム大学院教授)

米議会は昨年、長年にわたってアメリカの非営利メディアNPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)とPBS(公共テレビ放送網)を支えてきた公共放送公社(CPB)への助成金を打ち切った。

NPRとPBSは何十年にもわたり、冷静で党派色を抑えた報道、芸術や思想に関する番組を提供してきた。イギリスでも、野心的で厳格な国際報道を提供してきた歴史あるBBCが保守勢力から攻撃を受け続けている。

NPRやPBS、BBCが完璧な報道機関だなどと言うつもりはない。しかし、これらの組織が消えれば、それは広範かつ独立した取材や報道を必要とする民主主義社会にとって間違いなく打撃となる。

ベゾスが新たにポストの発行人代理に任命したジェフ・ドノフリオは、人員削減後に発表した声明で、今後はデータを重視することで同紙の偉大さを維持していくと語った。

だがその発想自体に、進行中のジャーナリズム危機のもう1つの要素が潜んでいる。

偉大な新聞とは、丹念に編成された制度の産物だ。若い時の私が出会ったような編集者たちが、自らの教養や経験、研ぎ澄まされた直感を駆使して、その日に掲載すべき最適な記事の組み合わせを判断する。

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