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結婚しても年40日しか会えない...中国の若者が人民解放軍を「就職先」に選ばない理由

THE ORDINARY CHINESE SOLDIER

2026年1月21日(水)18時03分
ジェームズ・パーマー (フォーリン・ポリシー誌副編集長)

兵士の住居は昔から劣悪で、習近平(シー・チンピン)国家主席の下、生活環境の改善が優先課題とされている(例外はあるものの、料理の質の高さは人民解放軍の誇りだ)。とはいえ、基地の生活は厳しく、施設や娯楽の少ない辺境地域では特につらい。

結婚生活も困難を伴う。兵士は配偶者と年間40日しか過ごせないときもあり、家族として同居する権利を得るまでに10年以上かかることも。また、軍人の妻は離婚に制限がある。兵士の不安を和らげるためのルールが、むしろ結婚を阻んでいる。

あらゆる軍隊と同じように平時は整備と訓練が中心だが、中国では政治教育も重視される。

政治委員が兵士の教育と士気を監督し、将校の忠誠心を監視する。スポーツやチームビルディングの訓練と、堅苦しい政治講義が混在している。

退役軍人や国営メディアの軍担当記者から筆者が話を聞いた印象では、人民解放軍は他の多くの軍隊より下士官の横暴や官僚主義が蔓延している。汚職の文化も根強く、食堂の資金着服や組織犯罪への関与など、小さな不正は日常茶飯事だ。

昇進の機会は限られており、将校への昇進試験の受験率は昔から低い。さらに、退役後の支援は最小限で、アメリカのように退役軍人の教育や医療を包括的に支援する制度がない。多くの元兵士は警備員や雇われの用心棒をしている。

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