最新記事
ドイツ

ドイツで暴れる「極左グループ」...過激派の放火で氷点下のベルリンが大停電に

Berlin Plunged Into Darkness After Left-Wing Attack: What We Know

2026年1月13日(火)16時01分
エリー・クック (安全保障・防衛担当)
極左団体ブルカングルッペ(火山グループ)に放火されたベルリン南西部の火力発電所

標的になったベルリン南西部の火力発電所 BRITTA PEDERSENーDPAーREUTERS

<年明け早々、大規模な停電に見舞われたベルリン。原因は左翼過激派による「放火」だった──>

ドイツの首都ベルリンに、やっと電気が戻った。同市では1月3日朝から数日間、大規模停電が続いていた。当局者によれば、原因は市内南西部の送電設備への放火だ。

既に、極左団体ブルカングルッペ(火山グループ)が貧富格差や化石燃料に対する抗議として、発電所の「破壊工作に成功した」と犯行声明を出している。ドイツ当局は15年前から、ブルカングルッペがベルリンなどを標的に活動していると警告してきた。


停電発生当時、ベルリンの気温は氷点下で、市民は公共施設に避難した。地元電力会社によれば、約4万5000世帯と事業所2000カ所以上が被害を受けたという。

「左翼過激派」による放火や重要インフラ破壊とそれに伴う停電は毎年、巨額の損失をもたらしていると、ドイツの対内情報機関は指摘している。

「特に狙われている」のが企業だ。昨年9月にも、ベルリン南東部にある送電塔2基への放火で、数万世帯・事業所が数日間の停電に見舞われた。


ニューズウィーク日本版 総力特集:ベネズエラ攻撃
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年1月20号(1月14日発売)は「総力特集:ベネズエラ攻撃」特集。深夜の精密攻撃で反撃を無力化しマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ大統領の本当の狙いは?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら



事件
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

シンガポール政府、GICとテマセクの運用成績を擁護

ビジネス

野口日銀委員の後任人事案、衆院解散なら2月後半以降

ビジネス

今年のAI投資、IT大手よりエネ企業選好 ブラック

ワールド

高市首相、日韓の「戦略的重要性」を共有 韓国大統領
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救った...実際の写真を公開、「親の直感を信じて」
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 5
    衛星画像で見る「消し炭」の軍事施設...ベネズエラで…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    筋力はなぜパワーを必要としないのか?...動きを変え…
  • 8
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 9
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 10
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 8
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 9
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中