トランプの「戦艦回帰」に中国が反応──格好の標的
China State Media Reacts to Trump Battleship: ‘Easier Target’
中国共産党系メディア「環球時報」の取材に対し、中国人民解放軍海軍軍事学術研究所の研究員、張軍社は、トランプ級は大口径砲を主武装としたかつての戦艦とは異なる、新しいタイプの軍艦になるとの見方を示した。
一方で、大型艦艇に共通する課題にも言及した。環球時報は張の発言として、船体が大きく、弾薬や先端兵器を集中的に搭載する場合、「脆弱性が高まり、攻撃されやすい標的になり得る」と伝えた。
さらに張は、米国の造船業の現状を踏まえると、そもそもこうした艦艇計画が実現可能なのか疑問が残るとも指摘した。
「造船業の再活性化を狙った構想という側面もあるだろうが、実際に成功するかどうかは今後を見極める必要がある」と述べている。
海軍が立ち上げた「ゴールデン・フリート」専用ウェブサイトによると、トランプ級は全長840〜880フィートでアイオワ級とほぼ同規模だが、排水量はアイオワ級の4万8000トンに対して3万5000トンとされている。
中国が重点的に投資してきた迎撃困難な極超音速ミサイルやドローン群といった技術の進展を背景に、空母など大型水上艦の長期的な実用性を疑問視するアナリストもいる。
トランプは記者団に対し次のように語った。





