今の世代の『ダイ・ハード』...グレン・パウエルが語る映画『ランニング・マン』と「負け犬の魅力」
A Massive Career Moment
――「負け犬」であるベンのどこに魅力を感じた?
ベンという人物像が素晴らしいのは、スーパーヒーローではないからだ。彼は労働階級の普通の男だ。圧倒的に不利な状況で戦う普通の人間に、僕は心を引かれる。そういうヒーローが好きだ。この映画の枠組みが機能している理由は、そこにあると思う。
──本作のどこに共感する?
不気味なほど既視感のある世界を描いている。予備知識なしに気楽に楽しめるけれど、見終わった後、現実の世界について、自分と世界の関わりについて考えさせられる。
──今シーズンの映画では、本作のあなたと『ルーフマン』のチャニング・テイタムのヌードシーンが最も強烈だ。
あのチャニング・テイタムとヌード対決はしたくないよね。それだけは言える。
──絶好調のキャリアについてどう感じている?
8歳とか10歳の頃に自宅の裏庭でやっていた特撮ごっこやスタントのまね事を、最高の映画監督の1人と一緒に現実にできるというのは、ものすごくシュールだ。はっきり意識しているってことは、言っておきたい。どれほどものすごい体験をしているか、自分でも分かっているよ。
【関連記事】
「次世代のトム・クルーズ」と話題のイケメン俳優、大スターの教訓は「難しそうに演じろ」?
FRBパウエル議長が格差拡大に警鐘..米国で鮮明になる「K字型経済」
笑って泣ける露出度高めのラブコメ『恋するプリテンダー』が日本に上陸、世界的大ヒットの理由を監督に聞く
アマゾンに飛びます
2025年12月23日号(12月16日発売)は「教養としてのBL入門」特集。実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気の歴史と背景をひもとく/日米「男同士の愛」比較/権力と戦う中華BL/まずは入門10作品
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら





