最新記事
台湾有事

台湾に最も近い在日米軍嘉手納基地で滑走路の迅速復旧訓練――台湾有事を想定

US Prepares Front-Line Air Base for Chinese Missile Attack

2025年12月2日(火)20時37分
ライアン・チャン

演習では、技術者と爆発物処理要員が、クレーターの充填・補強、瓦礫の除去、「任務遂行に不可欠」とプレスリリースが表現した滑走路表面の復旧など、その技量と知識を試す内容だった。

11月26日のプレスリリースによれば、この訓練は仮想攻撃後の滑走路損傷を迅速に評価し修復する能力を検証し、脅威下でも基地が戦闘航空戦力の運用を維持できるようにすることを目的としていた。

「滑走路復旧では一秒一秒が重要だ」と語ったのは、第18土木工兵中隊所属の電力生産整備兵、航空上等兵セス・キャラハン。迅速かつ効果的に対応する能力こそが「任務遂行を支える要だ」と述べた。

第18航空団によれば、第18作戦支援中隊と第18土木工兵中隊は今年最も意欲的な滑走路修復プロジェクトに取り組んでおり、摩耗した舗装の交換や重要な滑走路区画の改修を進めている。

改良された滑走路は耐久性も高く、将来の修復の必要性を減らし、同基地がインド太平洋地域全域における米空軍作戦の「重要な発進拠点」であり続けることを確実にするという。

中国と日本の間で台湾をめぐる緊張が続くなか、空軍は嘉手納の即応性向上を継続するとみられる。基地の能力を強化するため、追加の戦闘部隊が派遣されるかどうかはまだ不透明である。


【関連記事】
台湾有事が「日本有事」を誘発する可能性大...最前線の南西部離島で広まる危機感、備えは十分か?
沖縄・嘉手納基地に偵察ドローン「リーパー」を配備、対中情報戦と「日本の防衛支援」

ニューズウィーク日本版 トランプのイラン攻撃
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年3月10号(3月3日発売)は「トランプのイラン攻撃」特集。核・ミサイル開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。アメリカとイランの全面戦争は始まるのか?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

〔情報BOX〕米・イスラエルのイラン攻撃後の中東に

ワールド

米ウクライナ、3者協議延期・開催地変更を検討=ゼレ

ビジネス

イラン紛争、長期化ならインフレ押し上げと独連銀総裁

ワールド

イランから武器供給の要請ない=ロシア大統領府
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 2
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    「外国人が増え、犯罪は減った」という現実もあるの…
  • 6
    「イランはどこ?」2000人のアメリカ人が指差した場…
  • 7
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 8
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 9
    「え、履いてない?」モルディブ行きの飛行機で撮影…
  • 10
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 7
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 8
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 9
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 10
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中