最新記事
コロナ

FDA内部メモ、子どもの死亡例10件がコロナワクチン関連の可能性と指摘

2025年12月1日(月)13時30分
米食品医薬品局(FDA)のビナイ・プラサド最高医療・科学責任者は職員に宛てた28日付のメモで、新型コロナウイルスワクチンの接種で、少なくとも子ども10人が死亡した可能性が高いと指摘した。写真はワクチン容器と注射器。2021年12月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

米食品医薬品局(FDA)のビナイ・プラサド最高医療・科学責任者は職員に宛てた28日付のメモで、新型コロナウイルスワクチンの接種で、少なくとも子ども10人が死亡した可能性が高いと指摘した。写真はワクチン容器と注射器。2021年12月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

米食品医薬品局(FDA)のビナイ・プラサド最高医療・科学責任者は職員に宛てた28日付のメモで、新型コロナウイルスワクチンの接種で、少なくとも子ども10人が死亡した可能性が高いと指摘した。メモの内容をロイターが確認した。

プラサド氏は「これらの死亡はワクチン接種に関連している可能性がある。これは重大な新事実だ。FDAが初めてコロナワクチンで米国の子どもが死亡したことを認めることになる」と述べた。

メモは、子どもたちの健康状態や関与したワクチンメーカーについては明らかにしていない。プラサド氏は、2021年から24年にかけて発生した96件の死亡事例の初期的な分析に基づき、「少なくとも10件はコロナワクチン接種に関連していると結論づける」と説明した。

また「コロナワクチンが原因で7─16歳の子どもが死亡した可能性がある事例を目にするのはつらい」と記した。

FDAの今回の調査結果は査読を受けていない。

米国の新型コロナウイルスワクチンとマスク着用の義務化に批判的な立場を表明してきたがん専門医のプラサド氏は、9月にFDAの最高医療・科学責任者の職務に復帰した。行政科学や公衆衛生に影響を与える新たな医療・科学関連の問題についてFDA長官やその他の幹部職員に助言を行っている。

米疾病対策センター(CDC)のデータによると、20年1月4日─23年6月24日までに5─18歳の1071人が新型コロナウイルスで死亡した。ワクチン専門家はコロナウイルスワクチンについておおむね効果的と評価しているが、プラサド氏の28日付のメモは、ワクチンの効果がリスクを上回るかどうかを判断する手段はないと指摘した。

メモはコロナ禍中の子どもの死亡に焦点を当てているが、FDAのマカリー長官は29日のテレビ番組「フォックス・アンド・フレンズ」で「コロナワクチンは、特に流行している型と適合性が高い場合、感染リスクのある人や高齢者に驚くべき効果を発揮した」と発言した。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2025トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 日本時代劇の挑戦
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年12月9日号(12月2日発売)は「日本時代劇の挑戦」特集。『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』 ……世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』/岡田准一 ロングインタビュー

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


ガジェット
仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、モバイルバッテリーがビジネスパーソンに最適な理由
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

小泉防衛相、中国軍のレーダー照射を説明 豪国防相「

ワールド

米安保戦略、ロシアを「直接的な脅威」とせず クレム

ワールド

中国海軍、日本の主張は「事実と矛盾」 レーダー照射

ワールド

豪国防相と東シナ海や南シナ海について深刻な懸念共有
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺るがす「ブラックウィドウ」とは?
  • 3
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 6
    「搭乗禁止にすべき」 後ろの席の乗客が行った「あり…
  • 7
    仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、…
  • 8
    ビジネスの成功だけでなく、他者への支援を...パート…
  • 9
    『羅生門』『七人の侍』『用心棒』――黒澤明はどれだ…
  • 10
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」が追いつかなくなっている状態とは?
  • 3
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺るがす「ブラックウィドウ」とは?
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 6
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 7
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 8
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 9
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 10
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 8
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中