韓国で行われた米中首脳会談、具体的な合意内容は?
中国のレアアース輸出規制の一時停止
中国が今月発表したレアアース鉱物と磁石の輸出規制については1年間凍結することで合意した。自動車や航空機、兵器の製造に不可欠で、中国が米国との貿易対立で最も強力な影響力を行使する手段となっている。中国が発表していた新たな規制は、対象となる元素が拡大され、微量でも含まれる製品には輸出許可証を受けることを義務付け、軍事製品への転用を防ぐ狙いがあった。
ただ、中国の今回の措置は、トランプ氏が4月に表明した輸入品への「相互関税」に対抗するために導入した規制には影響しない。このため、レアアースと磁石に対する一定の監視と影響力を維持できる。
今年夏に米中両国は中国産レアアースの流通を維持するための審査・出荷手続きで合意しており、これらの手続きは延長されている。
米は輸出規制を一時停止
米国は、半導体製造装置の輸出を含めた米国製ハイテク製品の中国への輸出禁止拡大措置を1年間凍結することで合意した。この規制強化は、子会社や関係する企業を利用して規制を回避する行為を禁止することを主目的としている。
新たな規制では、既に規制対象となっている企業が株式の過半数を所有する企業も自動的に規制されることになり、影響が最も大きい中国企業数千社への輸出が禁止される予定だった。





 
 
 
 
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     












