中国人大富豪が買収した米水源地そばの土地、軍事施設も近く現地は厳戒モード
Chinese Companies Buying Up Land Across New Hampshire Under Scrutiny
【事例②】ダニエル・ウェブスター大学の買収
中国人投資家リウ・スイの代理人である新華教育コンサルティングサービス社は2017年12月、ITTテクニカル・インスティテュートの清算手続きの一環で、ダニエル・ウェブスター大学のキャンパスだった場所を1160万ドルで取得した。ITTエデュケーショナル・サービスの破産申請中に提出された2023年の動産売却報告書に記録がある。
リウが取得したキャンパスの一部は後にサザン・ニューハンプシャー大学やドローン製造のロター社、ユースホッケー育成プログラムのノーザン・サイクロンズ・アカデミーなどに売却か賃貸しされた。
残る土地について、リウがどのように活用するかはまだ明らかになっていない。
下院議員候補のウィリアムズは、中国企業によるこうした取引を「トロイの木馬」に例える。「彼らは企業、地方政治家、委員会、学校と徐々に関係を築き上げ、時間をかけて力を掌握していく」と警告した。
「我々が相対しているのは、世界最大の全体主義国家であり、共産党独裁国家だ。信用する理由があるだろうか」と語った。