パリの「永遠の炎」を使って「煙草に火をつけた」モロッコ人男性を逮捕...驚くべき犯行の様子
Moroccan Man Charged With Using Paris' Eternal Flame to Light Cigarette
「無名戦士の墓」には、第一次世界大戦で戦死した兵士の遺骨が納められており、凱旋門の下にフランスの戦没者を追悼する記念碑として設置されている。この「永遠の炎」は1923年に点火されて以来、一度も消されていない。
フランスの内相ブリューノ・ルタイヨーはXで次のように述べた。
「永遠の炎でタバコに火をつけ、『無名戦士の墓』を冒涜した男が、墓地・納骨地・記念碑の冒涜に関する容疑でパリで逮捕された。彼は身柄を拘束され、容疑を認めた。警視総監による通報(刑事訴訟法第40条)を受け、今後司法に付される。このような恥ずべき行為は、フランスのために命を捧げた者たちの記憶を踏みにじるものだ」
また、退役軍人・記憶担当大臣のパトリシア・ミラレスもXでこう語った。
「この炎はタバコを灯すためのものではない。何百万もの兵士の犠牲を刻むために燃えている。この行為は、戦没者への侮辱であり、歴史と国家への冒涜だ」
男はパリで裁判にかけられる予定で、有罪となれば最長1年の禁錮刑と最大1万5000ユーロ(約258万円)の罰金が科される可能性がある。