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次の「ダライ・ラマ15世」が地政学リスクに? チベット人が語る、中国からの干渉を防ぐ方法とは

Who Will Decide the Next Dalai Lama?

2025年7月8日(火)14時25分
ケルサン・オーカサン(チベット人、米アトランティック・カウンシル客員上級研究員)

今の中国共産党は、チベット人の宗教的・文化的アイデンティティーを抑圧するためなら何でもする。だから転生による後継者選びの継続を宣言し、かつ後継者は中国(チベットを含む)以外の国に生まれると明言したダライ・ラマ14世としては、一刻も早く後継者選びの具体的手続きを明文化し、その実施を担保するような改革を断行する必要がある。


「空白期間」を避ける方法

チベット仏教には、ローマ教皇の後継者を選ぶ枢機卿団のような確固たる仕組みはない。その代わり輪廻転生に関する教義は曖昧なので、かなり柔軟な解釈が可能だ。

そもそも誰が本物の転生者かを認定する絶対的なメカニズムは存在しない。その一方、ダライ・ラマほどの覚醒した高僧であれば自分がいつ、どこで、どのように転生するかを自分で決められるという信仰がある(もちろん凡人には不可能だ、念のため)。

いわゆる未涅槃化身(涅槃に入る前、つまり肉体的に生きたままの状態で転生すること)の概念で、これにはダライ・ラマ14世自身が11年の声明で言及している。これを認めるなら、現在のダライ・ラマが生きている間に自分の化身を見つけ、後継者と認定して保護し、育てることが可能になる。

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