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台湾政治

日本人が知らない台湾政治の激震...リコールを求められた側がリコールを求め返す泥沼状態に

Taiwan’s One-sided “Great Recall”

2025年6月24日(火)16時25分
ブライアン・ヒュー(台湾在住ジャーナリスト)

世論調査を見ると、リコール運動に対する台湾市民の意見は割れている。政治的な見通しも不透明だ。民進党が立法院の勢力バランスを変えるには、あと6議席を掌握する必要がある。仮にリコール投票で国民党の立法委員6人が失職しても、民進党が6回の補欠選挙全てに勝つのは難しいだろう。いずれの選挙区も、伝統的に国民党の地盤である可能性が高いからだ。

国民党立法委員24人のリコール投票が7月26日に行われることが決まり、台湾政治は不透明さを増している。現在のところは、民進党に対するリコール運動の行き詰まりから、国民党が守勢に立たされていることは確かだが。


From thediplomat.com

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