米女子刑務所で「全裸検査」を看守が撮影...「屈辱」「私だって人間」、受刑者たちの告発【独占取材】
EXCLUSIVE: Women Allegedly Filmed Nude By Guards While in Prison Speak Out
出産シーンまで録画された21歳の受刑者
ナタリー・ラーソン(21歳)の経験は、また別の形のトラウマだった。彼女は今年3月6日、複数の刑務官に囲まれた中で男児を出産。その場面はすべて、ボディカメラで録画されていた。
約1年前から服役する彼女には2人の子供がいるが、入所時には3人目を妊娠していた。刑務所内での出産になることは理解していたが、その様子を録画されるとは予想していなかったという。
出産に立ち会ったのは男女1名ずつの職員だった。「人生でもっとも神聖で幸せな瞬間になるはずだったのに、それが刑務官とカメラによって完全に奪われてしまった」とラーソンは言う。男性職員は多少距離を取っていたが、女性職員は「文字通り手が届く距離」に座っていたという。
「本当に屈辱的で、貶められた気持ちになった。あんな経験をした自分が恥ずかしいとさえ思った。本当に非人道的だった。子供を産んだばかりなのに、彼らには一切の敬意も配慮もなかった」
追い打ちをかけたのは、出産後に赤ん坊と過ごせた時間がわずか48時間にも満たなかったことだ。人生で多くのトラウマを経験してきたというラーソンだが、今回の経験は間違いなく最悪の出来事だったという。
刑務所内で録画された出産はラーソンのものを含めて3例。この出来事の後、ラーソンはほとんど外に出なくなった。収入が高い作業は全裸検査の頻度も高いため、希望しなくなったという。