ゴミ箱の中で発見された生後4週の子犬...「瀕死の状態」に広がる怒りと祈り
Anger As 4-Week-Old Husky Puppy Found in Trash Can 'Barely Hanging On'

「まるでゴミのように捨てられた...」ゴミ箱から救出された子犬 (写真はイメージです) Andriyko Podilnyk-Unsplash
<米テキサス州のゴミ箱から聞こえた小さな鳴き声...中には、冷たく弱った生後4週の子犬がいた。今、彼の命を救った人々の行動に、称賛と怒りの声が集まっている>
米テキサス州オースティンのゴミ箱から、かすかに聞こえる鳴き声に気づいた通行人が立ち止まり、中を確認した。そこにいたのは、生後わずか4週のハスキーの子犬だった。体は冷えきって弱り切り、「命をつなぎとめているのがやっと」の状態だったという。
子犬は地元の動物救急クリニックへと運ばれた。そこで「キス」と名付けられた子犬は、危篤状態にあった。
【動画】瀕死の状態でゴミ箱に...見捨てられた子犬「キス」に注がれた優しさ
血糖値は測定不能なほど低く、自力で食事もできない状態。それでも獣医スタッフたちは夜通しでキスを看護し、体を温め、点滴を施し、可能な限りの処置を行った。
首を持ち上げるのもやっとのキスだったが、その目には「生きようとする意志」が宿っていた。翌朝には治療継続のためオースティン・アニマル・センターへ移送され、さらに支援が必要と判断されると、動物保護団体「オースティン・ペッツ・アライヴ!(APA!)」が引き継いだ。
APA!の元で、キスにはさらに集中的な医療ケアが施された。血糖値の調整、水分補給、抗生物質の投与──どれもギリギリのタイミングだった。
「こうした治療を民間のクリニックで受ければ1000ドル以上かかります」とAPA!は本誌に語った。「私たちはできる限り費用を抑えるよう努めていますが、それでも負担は大きいです」