「友好国」アメリカとイスラエルが対立か、シリアめぐり...中東で何が起こっている?

Israel Issues Warnings to Syria and Turkey as Trump Praises Their Leaders

2025年5月16日(金)17時30分
トム・オコナー

制裁解除でシリア政府は自信を付けた

政権を掌握して以降、シャラーはより包摂的かつ統一的なシリアを築くと誓っている。

しかしその約束は、クルド人、ドゥルーズ派、そしてアサド家が属するアラウィー派などの少数派との間で発生する宗派間の暴力によって妨げられている。新政権を構成する主体が主にスンニ派アラブ人と多数の外国人戦闘員で占められていることが主な要因だ。


トランプ政権は、少数派に対する虐殺の報告を受けてシャラー暫定政権に警告を発すると同時に、SDFを新政権に統合する合意を取り付けた。この合意は、トルコがSDFと関係を持つ分離主義組織クルディスタン労働者党(PKK)との停戦を発表した時期と重なる。

さらに、PKKは2025年5月12日に完全解散を発表した。これはシリアにおけるエルドアンのもう一つの大勝利と見なされている。

今月初めには、ドゥルーズ派民兵組織もダマスカスと合意を締結し、更なる衝突を回避しようとしているが、依然としてシリア各地では緊張が高まったままだ。

シャラー政権に関しては、制裁解除の決定を受けて自信を示している。シリア外務省は5月13日、「この発展は、長く苦しい戦争の章から脱しようとするシリア国民にとって、極めて重要な転換点を示すものだ」とトランプの発表後に声明を出した。

「この制裁解除によって、シリアは安定、自立、そして真の国民主導による国家再建を追求するための重要な機会を得た」

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