<フランシスコに続くリベラル派か、トランプばりの保守派か、派閥が争う教皇選挙を制し14億信者を率いるのは?──>
使徒座空位(ローマ教皇の不在)はいつまで続くのか。第266代教皇フランシスコは4月21日朝、バチカン市国の自宅で息を引き取った。88歳だった。
本名ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ。2013年3月に中南米出身者として初の教皇となり、コロナ禍直前の19年11月には長崎・広島・東京を訪れて核兵器の廃絶を訴え、「すべてのいのち」を守ろうと呼びかけていた。
2月半ばに重度の肺疾患で入院し、38日で退院したが、医師団によれば入院中に2度の生命の危機があった。
退院後もチャールズ英国王夫妻と面会するなどの公務をこなし、4月20日の復活祭ではサンピエトロ広場を埋める人々に「親愛なる兄弟姉妹の皆さん、復活祭おめでとう」と呼びかけ、教皇専用車に乗って広場を巡り、手を振って信者たちを祝福した。
人々に寄り添うことを旨とした教皇の、それが最後の務めとなった。
では、死した教皇の後を継ぐのは誰か。ここから先の展開は実にミステリアスだ。後継者は決まっていない。全世界に14億人いるカトリック信者の頂点に立つ者を、どうやって選ぶのか。
信者でない人々にとって参考になるのは、くしくも昨年公開された映画『教皇選挙(Conclave)』だろう(日本では3月20日に公開された)。
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