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核兵器

カナダの次期首相候補、英仏の「核の傘」でトランプの脅威に備えることを主張

Canada Eyeing NATO Ally's Nukes To Deter Trump 'Threat': Candidate

2025年3月5日(水)21時59分
イザベル・バンブルーゲン

フリーランドは、イギリスとフランスとの防衛協力を強化することで、両国の核兵器が「アメリカが脅威になり得る時代にカナダを守る役割を果たせる」と主張。「これらのパートナー諸国と緊急に協力し、より強固な安全保障関係を構築すべきだ」と述べた。

「トランプがウラジーミル・プーチンによるウクライナの国境変更の試みを支持しているのも、その一環だ」とフリーランドは述べた。「トランプは我々の国境も変えようとしている」

自由主義政党の自由党は最近の世論調査で支持率を回復し、2021年以来初めて保守党を上回った。自由党は3月9日にトルドーに代わる新党首を選出する予定で、その後トルドー首相が辞任するとみられている。

トルドー首相は1月にSNSのX(旧ツイッター)で「カナダがアメリカの一部になる可能性は地獄が凍るほど低い。我々は互いに最大の貿易・安全保障パートナーとして利益を享受している」と投稿した。

保守党のピエール・ポワリエーヴル党首もXで「カナダは決して51番目の州にはならない。我々は偉大で独立した国家だ」と明言している。

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