台湾沖に予告なしで「実弾演習区域」設定...台湾が危惧する中国の「グレーゾーン戦略」とは?

台湾・馬祖島の近海で演習を行う中国の戦艦 THOMAS PETER - REUTERS
<中国による予告なしの「実弾演習区域」設定で台湾海峡の緊張が加速。同区域での「射撃訓練」も中国は外交と無関係と主張するが...>
台湾南部の高雄と屏東の沖合に、中国が「実弾演習区域」を予告なく設定したと、台湾が反発している。
中国外務省によれば、2月26日に問題の海域で中国軍機が活動したのは、外交問題と無関係の「射撃訓練」の一環だ。だが台湾国防部(国防省)の指摘では、演習区域は海上交通路と重なる。高雄と屏東には、空海軍基地もある。
中国は近年、台湾周辺での軍事活動を強化。2月26日にも実施した「戦闘準備パトロール」は、最近では約10日ごとに行われている。
通常、中国が空海軍事演習を行う場合は、同国当局が事前に通告する。だが台湾当局によれば、2月26 日の訓練は予告なしに実施された。
台湾当局は前日、通信用海底ケーブルを切断した疑いで貨物船を拿捕し、中国人乗組員を拘束している。台湾封鎖や占拠を視野に入れたグレーゾーン戦略(平時でも戦時でもない状態での作戦)ではないかと、台湾側は危惧する。

アマゾンに飛びます
2025年8月5日号(7月29日発売)は「トランプ関税15%の衝撃」特集。例外的に低い税率は同盟国・日本への配慮か、ディールの罠か
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
-
プロダクトエンジニア「ポテンシャル採用/大手や外資系など3000社に導入/HR SaaS「ミキワメ」/web系SE・PG/東京都/港区
株式会社リーディングマーク
- 東京都
- 年収400万円~550万円
- 正社員
-
外資系メーカーでの営業と貿易事務
日本カンタム・デザイン株式会社
- 東京都
- 月給33万円~50万円
- 正社員
-
外資系販売店舗の常駐施設警備
ジャパンプロテクション株式会社
- 東京都
- 月給21万8,700円~25万円
- 正社員
-
「産業機械のアフターセールス担当」設備や機械・重工系企業での経験歓迎 ドイツ本社 外資系/飲料製造設備の世界TOPシェア
日本クロネス株式会社
- 東京都
- 年収600万円~800万円
- 正社員