グリーンランド買収を巡るトランプ氏の野望と「中国問題」...識者3人が語る「北極圏の行方」
Donald Trump's Greenland Dream Has a China Problem
ホイットニー・ラッケンバウアー(トレント大学):中国との貿易と投資推進は続くも楽観論は薄れる
近年、中国のデンマークにおけるソフトパワーの影響力は低下しており(これはデンマークがグリーンランドへの中国のインフラ投資に対して強硬な姿勢を取ることに直接反映されている)、グリーンランドの政治的優先事項は、地政学よりも地域経済の考慮を重視する傾向がある。
それでも、グリーンランド大学のナシフィク(外交・安全保障政策センター)が実施した最新の世論調査によれば、国内問題が外交政策上の懸念よりも優先される傾向がある一方で、55.4%のグリーンランド住民が中国との協力を減らしたいと考えており、59%がアメリカとの協力を増やしたいと望んでいることが明らかになった。
かつての中国投資への期待感が大きく薄れたものの、グリーンランド政府は引き続き貿易や連携を推進し、外国の関心を持続可能な経済発展へとつなげようとしている。
アメリカにとって中華人民共和国は、世界的な「ペーシングチャレンジ(刻々と深刻化する脅威)」であり、北極圏における競争相手とみなされている。中国は経済、科学、軍事的な影響力を拡大し、重要なインフラや資源を支配し、国際的なルールに基づく秩序を再構築しようとしている。
グリーンランドが北アメリカ防衛において重要であることを踏まえると、同地における中国の影響力は「リスク」、場合によっては脅威とみなされている。
ホイットニー・ラッケンバウアー氏は、カナダのトレント大学の教授であり、北極圏の安全保障、歴史、現代政策に関するカナダ有数の専門家の一人である。また、北極圏北米研究所のフェローも務めている。

アマゾンに飛びます
2025年9月9日号(9月2日発売)は「豪ワーホリ残酷物語」特集。円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代――オーストラリアで搾取される若者のリアル
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
-
経験1年必須/ITコンサル/SE/Sierからコンサルタントへ/外資系プロジェクト有/残業少
株式会社ノースサンド
- 東京都
- 年収500万円~1,600万円
- 正社員
-
外資系企業の総務アシスタント 未経験歓迎 土日祝休み 港区 20代・30代活躍中/土日祝休み
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給20万円~23万5,000円
- 正社員
-
外資企業の受付/SV候補/英語活かせる・年休120日/六本木 20代・30代活躍中/土日祝休み
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給28万6,000円~35万8,000円
- 正社員
-
「急募」外資系マーケティング/アカウントエグゼクティブ「港区・麻布十番」 未経験者歓迎!コミュニケーションスキルを活かす
PMG JAPAN株式会社
- 東京都
- 年収400万円~500万円
- 正社員