アメリカで爆発的に広がるスポーツ賭博、若者を夢中にさせる「インゲーム・ベット」とは?【アニメで解説】
Newsweek Japan-YouTube
<大谷翔平・水原一平騒動で話題となったスポーツ賭博。アメリカで大ブームとなった背景やスポーツ界に広がる不祥事について解説したアニメーション動画の内容を一部紹介する>
MLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の銀行口座から1600万ドル(24億5000万円)以上が違法賭博業者の手に渡った。元通訳の水原一平がギャンブルでの借金を穴埋めするために大谷のカネを盗んでいたことは連日メディアで報じられ、世間を騒がせた。
アメリカでは今日、スポーツ賭博が爆発的に拡大しつつある。これに伴い、ギャンブル依存症の問題も深刻化している。「大ブーム」となった経緯、スポーツ界に広がる不祥事とは──。
本記事では、本誌YouTubeチャンネルの動画「大谷水原騒動で注目、米スポーツ賭博はなぜ「無法地帯」になったのか?【アニメで解説】」の内容をダイジェスト的に紹介する。
「大ブーム」の発端
アメリカにおけるスポーツ賭博は、2018年に米連邦最高裁判所が「スポーツ賭博の規制は各州の判断に委ねる」という判決を出したことをきっかけに急速に広がった。スポーツ賭博が現在合法化されている地域は、アメリカ国内38州、首都ワシントン、米自治領プエルトリコだが、禁止州においても違法賭博が行われており、その規模や実態については明らかになっていない。

スポーツ界で相次ぐ不祥事
テクノロジーの進歩により、スポーツ賭博の対象は試合結果だけでなく世界中のスポーツ選手のプレイや試合中の特定の動きへと拡大している。

スポーツ賭博の拡大の影響か、昨年にはNFLでギャンブル規定違反によって出場停止処分が下る選手が続出。アイオワ大学とアイオワ州立大学の選手と同校出身の元アスリート、20人以上が違法賭博容疑で告訴される運びとなった。
賭博愛好者には「耐性」が付く。そのため以前と同じ興奮を得るためには掛け金を増やし続けるしかない。全米ギャンブル依存症対策協議会(NCPG) のキース・ホワイト事務局長によると「負けた場合も、勝ったときとほとんど変わらないほど心理的に興奮し、ほぼ同程度のドーパミンが放出される」という。

後れを取る法制化の動き
専門家は特に、アメリカ国内における若年男性層へのスポーツ賭博の広がりを不安視している。スポーツ賭博が合法化されている州の大半は21歳以上という制限を設けているものの、家族や友人のアカウントを利用して規制を潜り抜ける者も多い。

また、スポーツ賭博を行う若者の約9割が夢中になっている「進行中の試合への賭け」である「インゲーム・ベット」は衝動的な浪費のリスクが最も高いとされている。
今年1月、米下院ではギャンブル依存症回復・投資・治療(GRIT) 法案が提出された。しかし、法制化の動きはテクノロジーの向上に伴うスポーツ賭博拡大の勢いに追い付けていない。
■より詳しい内容については動画をご覧ください。
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