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ローマ時代の生活史に新発見!?1700年前の「世界最古の卵」がイギリスで見つかった

Shell Shock

2024年3月14日(木)15時24分
アリストス・ジョージャウ(本誌科学担当)

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卵が入っていた籠を清掃する調査員 ©OXFORD ARCHAEOLOGY

この卵は今後の研究にとてつもない可能性をもたらすと、ビダルフは語る。

「古代の鳥類の研究では、分析に使えるのは鳥の骨くらいで、卵の殻の断片さえ手に入ることは珍しい。そこへ古い卵の中身が利用できることになれば、研究の幅は格段に広がる」

研究者は、卵がどの種の鳥のものかも突き止めたいと考えている。

もし分かれば、その鳥と、生息していた当時の環境について知るのに役立つ可能性がある。

「考古学にとって、この卵は実に重要だ。ローマ時代の世界で鳥やニワトリがどう使われていたかについて、データが得られる可能性がある」と、ビダルフは言う。

「何しろ、いま分かっていることはほとんどないから」

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