最新記事
誤爆

ロシア空軍機がロシアを爆撃、不発弾処理で住民3000人避難

Thousands of Russians Evacuated After Second Bomb Found in Belgorod

2023年4月24日(月)17時50分
ファトマ・ハレド

突然の大爆発(4月20日、ベルゴロド) The Sun/You Tube

<ウクライナ国境に近くロシア軍施設もあることから、ロシアのウクライナ侵攻後、たびたび不審な爆発や火災に見舞われてきたベルゴロドの町で、巨大な爆発と不発弾が。ウクライナ軍の越境攻撃かと思ったら、ロシア空軍機の落とし物だった>

ウクライナ国境に近いロシア西部ベルゴロドの市街地で22日、不発弾が発見され、周辺住民数千人が一時避難した。その二日前、付近では大きな爆発が起きた。またウクライナ軍の越境攻撃かと思いきや、ロシア軍機による誤爆だったというのでネットでは笑い種になっている。不発弾もこのロシア軍機が落としていった可能性がある。

【動画】自国の爆撃機にやられたベルゴロドの町

ベルゴロド州のビアチェスラフ・グラドコフ知事は、20日に爆発が起きた場所の近くで「爆発物」とみられる物体が発見され、周辺のアパート17棟の住民3千人あまりが避難したことをロシア発のチャットアプリ「テレグラム」の自身のチャンネルで伝えた。

CNNによると、20日にベルゴロドで起きた爆発は、ウクライナ国境から約40キロ北に位置するベルゴロド上空を飛行していたロシアの戦闘爆撃機スホーイ34から、航空弾薬が「緊急」放出されためのものだという。

誤爆による爆発の跡地で

ロシアの国営タス通信はロシア国防省の発表として、「モスクワ時間4月20日22時15分頃、ベルゴロド市上空を飛行していたロシア航空宇宙軍のスホーイ34機から、航空弾薬が緊急放出された」と報じた。

グラドコフのテレグラムによれば、20日の爆発で2人が負傷したという。一方、CNNによれば、ベルゴロド市のワレンチン・デミドフ市長は、複数のアパートが被害を受けたと述べた。

ウクライナのアントン・ゲラシチェンコ内務大臣顧問は、不発弾の発見現場で対応するロシアの法執行機関の様子を映した動画をツイッターに投稿した。そこには道路が封鎖され、車が渋滞している様子も映っていた。「ロシア人は自分たちに対して反攻を開始したようだ」と、ゲラシチェンコは22日のツイートで皮肉った。

他のソーシャルメディアユーザーもベルゴロドの状況を動画や写真で投稿し、ウクライナ戦争におけるロシア軍の戦いぶりを批判した。

事件
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ユーロ圏企業融資、第4四半期は経済への懸念で引き締

ワールド

シンガポール航空ショー開幕、アジア市場急成長に供給

ワールド

中東に米イラン衝突は不要、UAE大統領顧問 核合意

ワールド

金相場が5%超急伸、日足で08年11月以来の大幅高
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗り物から「勝手に退出」する客の映像にSNS批判殺到
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れるアメリカ」に向き合う「日本の戦略」とは?
  • 4
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 5
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 6
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 7
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 8
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」…
  • 9
    最長45日も潜伏か...世界が警戒する「ニパウイルス」…
  • 10
    エプスタイン文書追加公開...ラトニック商務長官、ケ…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中