最新記事
海洋生物

ハワイの自称「ドルフィン・デイヴ」イルカやクジラへの「ハラスメント行為」で批判殺到...「マジカルだからやめない」と無反省

2023年3月15日(水)17時30分
飯野敬二
イルカ

(写真はイメージです) Willyam Bradberry-Shutterstock

<イルカやクジラと一緒に泳ぐのはやめない...「なぜならマジカルだから」と説明>

ハワイ州土地・天然資源局は現地時間3月6日、ハワイ州・ハワイ島サウス・コナ地区にあるケアラケクア湾で、65歳の男が海洋生物の尊厳を侵害する行為を行なっていたとする通報が多数あったと発表。通報を受けたのはハワイ保全資源執行部の職員だ。

【動画】「ドルフィン・デイヴ」によるイルカやクジラへの「ハラスメント行為」

男の名はデビッド・ヒメネス。フェイスブック上では「ドルフィン・デイヴ」と名乗っている。

ハワイ州土地・天然資源局は、ヒメネスがケアラケクア湾州立歴史公園内で、イルカやザトウクジラをしつこく追いかけていた疑いがあるとみている。

ハワイ保全資源執行部の職員は3月5日、ザトウクジラの胸ビレに触れそうなほど近くでシュノーケリングをしている、ヒメネスと見られる男の映像を入手した。

そして翌朝、現場に駆けつけたところ、イルカの群れをしつこく追いかけるヒメネスの姿を発見。その様子を記録した。

【動画】「ドルフィン・デイヴ」によるイルカやクジラへの「ハラスメント行為」

ヒメネスは黒いウエットスーツを着ており、イルカを追うグループを率いていた。職員が「イルカやクジラと一緒に泳ぐのはやめろ」と注意したところ、ヒメネスはそれを拒否し、その理由について「なぜならマジカルだから。他の人はもっと悪いことをしている」と説明したという。

ハワイ州土地・天然資源局によると、クジラもイルカも、州法と連邦法で保護されている。ヒメネスはハワイ州行政規則違反の疑いで、3月11日に出廷を求められていた。

ニューズウィーク日本版 英語で学ぶ国際ニュース超入門
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年5月6日/13日号(4月30日発売)は「英語で学ぶ 国際ニュース超入門」特集。トランプ2.0/関税大戦争/ウクライナ和平/中国・台湾有事/北朝鮮/韓国新大統領……etc.

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

プーチン氏、15日にトルコで直接協議提案 ゼレンス

ビジネス

ECBは利下げ停止すべきとシュナーベル氏、インフレ

ビジネス

FRB、関税の影響が明確になるまで利下げにコミット

ワールド

インドとパキスタン、停戦合意から一夜明け小康 トラ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    SNSにはトップレス姿も...ヘイリー・ビーバー、ノーパンツルックで美脚解放も「普段着」「手抜き」と酷評
  • 3
    ロシア機「Su-30」が一瞬で塵に...海上ドローンで戦闘機を撃墜する「世界初」の映像をウクライナが公開
  • 4
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 5
    指に痛みが...皮膚を破って「異物」が出てきた様子を…
  • 6
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 7
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 8
    「股間に顔」BLACKPINKリサ、ノーパンツルックで妖艶…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 3
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 4
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 5
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 6
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 7
    SNSにはトップレス姿も...ヘイリー・ビーバー、ノー…
  • 8
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 9
    シャーロット王女とスペイン・レオノール王女は「どち…
  • 10
    ロシア機「Su-30」が一瞬で塵に...海上ドローンで戦…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 6
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中