最新記事
ツイッター

マスクの買収で奴らがツイッターに戻ってくる?

These 10 People Banned From Twitter Could Be Brought Back by Elon Musk

2022年4月27日(水)17時03分
イワン・パーマー

■スティーブ・バノン

トランプ政権下で大統領顧問を務めたバノンのツイッターアカウント「@WarRoomPandemic」は、「暴力の賛美」を禁止するツイッターのポリシーに違反したとして、2020年11月に永久凍結された。

バノンは、ツイッター上でシェアした自身のライブストリーム「ウォー・ルーム(War Room)」のなかで、大統領首席医療顧問のアンソニー・ファウチ博士と米連邦捜査局(FBI)のクリストファー・レイ長官は斬首されるべきだと主張した。

「そしてそれらの首を槍に刺してやる。そうだ。それらを連邦政府の官僚への警告として、ホワイトハウスの2カ所に飾ろう。やるべきことをやるか、消えるかのどちらかだ」とバノンは述べていた。

■アレックス・ジョーンズ

陰謀論者のジョーンズは、個人アカウントと、自身のメディア「インフォウォーズ(InfoWars)」のアカウントを2018年9月に永久凍結された。攻撃的な行為に関するツイッターのポリシーに違反するツイートを繰り返したことが理由だ。

凍結措置がとられたのは、上院議会で証言したフェイスブックのシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)と、ツイッターのジャック・ドーシーCEOを攻撃する一連の動画を投稿したあとのことだ。ジョーンズは同じころ、スポティファイ、フェイスブック、ユーチューブなどのソーシャルメディアからも、ヘイトスピーチに関するポリシーに違反したとして締め出された。

■デイビッド・デューク

白人至上主義者で、クー・クラックス・クラン(KKK)の元リーダーであるデュークは、ヘイト行為に関するツイッターのポリシーにたびたび違反したとして、2020年7月にアカウントを永久凍結された。

■ロジャー・ストーン

共和党寄りのロビイストでトランプの長年の盟友であるストーンは、CNN記者を脅迫する一連のツイートを理由に、2017年10月にアカウントを永久凍結された。問題のツイートのなかには、CNNの政治記者ジェイク・タッパーに向けて、「自分のついた嘘について説明し、重い罰を受けなければならない」と発言したものもあった。

■マイク・リンデル

枕の製造販売会社マイピロー(MyPillow)のCEOで、トランプが2020年の選挙に敗れたのは大規模な選挙不正のせいだとする虚偽の主張をたびたび繰り返していたリンデルは、市民活動を阻害してはならないとするツイッターのポリシーに繰り返し違反したとして、2021年1月にアカウントを永久凍結された。リンデルのアカウントが凍結されたころ、ツイッター社は、サイト上での誤情報拡散の対処に乗り出していた。

■リン・ウッド

トランプ派の弁護士で、Qアノンを支持する陰謀論者になったウッドは、議事堂襲撃のさなかに暴力を扇動し、マイク・ペンス副大統領の処刑を呼びかけたとして、2021年1月6日にアカウントを一時凍結された。

ウッドはもう1つもっているアカウントを使うからいいと言って、両方のアカウントを永久凍結された。ツイッター社によれば、ウッドは「(アカウント凍結された者が)回避行為をとることの禁止」に違反したという。

■マイケル・フリン/シドニー・パウエル

やはりトランプの側近で、過激なQアノンの活動を支持するこの2人も、2021年1月8日にアカウントを削除された。「Qアノン関連の情報共有に特化した」アカウントを永久停止するとツイッター社が決めたあとのことだった。

(翻訳:ガリレオ)

ニューズウィーク日本版 トランプ関税15%の衝撃
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年8月5日号(7月29日発売)は「トランプ関税15%の衝撃」特集。例外的に低い税率は同盟国・日本への配慮か、ディールの罠

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米特使がガザ訪問、援助活動を視察 「食料届ける計画

ビジネス

ドル・米株大幅安、雇用統計が予想下回る

ビジネス

米労働市場おおむね均衡、FRB金利据え置き決定に自

ビジネス

米7月雇用7.3万人増、予想以上に伸び鈍化 過去2
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税15%の衝撃
特集:トランプ関税15%の衝撃
2025年8月 5日号(7/29発売)

例外的に低い日本への税率は同盟国への配慮か、ディールの罠か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 2
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 3
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿がSNSで話題に、母親は嫌がる娘を「無視」して強行
  • 4
    カムチャツカも東日本もスマトラ島沖も──史上最大級…
  • 5
    【クイズ】2010~20年にかけて、キリスト教徒が「多…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    一帯に轟く爆発音...空を横切り、ロシア重要施設に突…
  • 8
    これはセクハラか、メンタルヘルス問題か?...米ヒー…
  • 9
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目…
  • 10
    ニューヨークで「レジオネラ症」の感染が拡大...症状…
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜つくられる
  • 3
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経験豊富なガイドの対応を捉えた映像が話題
  • 4
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 5
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 6
    中国が強行する「人類史上最大」ダム建設...生態系や…
  • 7
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから…
  • 8
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目…
  • 9
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 10
    航空機パイロットはなぜ乗員乗客を道連れに「無理心…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
  • 5
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 6
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 7
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 10
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中