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感染症対策

フランス、追加接種の間隔を4カ月に短縮 ワクチン実質義務化しパスポート導入へ

2021年12月18日(土)11時18分
フランスでの新型コロナウイルスワクチン接種のようす

フランスのカステックス首相は17日、新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)について、来月以降、2回目から3回目までの期間を4カ月に短縮すると発表した。現在は5カ月となっている。オミクロン株の急速な感染拡大に対応する。写真は11月23日撮影(2021年 ロイター/Eric Gaillard)

フランスのカステックス首相は17日、新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)について、来月以降、2回目から3回目までの期間を4カ月に短縮すると発表した。現在は5カ月となっている。オミクロン株の急速な感染拡大に対応する。

また、大晦日に行われる大規模なパーティーや花火などは禁止されるとの見通しを示し、ワクチン接種を済ませていてもパーティーに出席する前には新型コロナウイルスの検査を行うことを推奨した。

さらに仏政府は、ワクチン接種の促進に向けて現行の「ヘルスパス」を「ワクチンパス」に変更する法案を、来年初めに提出する方針。飲食店や長距離を移動する公共交通機関を利用する際にはワクチン接種証明が必要となる。現行の規則では、ワクチン未接種でも陰性証明書をヘルスパスの代用とすることができる。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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