最新記事

動物

「彼には自分のスマホが必要だ」カメラロールで意中の相手を探すゴリラ

2021年8月20日(金)16時25分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
スマホに夢中なゴリラ

「ゴリラもスマホに夢中」こんな日がやってくる?(写真はイメージです) Stuartb-iStock

<ユーチューブ、ツイッター、次はTikTokでも人気者に>

私たちのDNAの約98%はゴリラと共有されている。米ケンタッキー州にあるルイビル動物園のゴリラ、ジェラーニの好奇心と一連の動作を見れば少なからず納得できるはずだ。

ガラス越しに来園者のスマホを眺めるジェラーニは、腕をわずかに動かす仕草によってカメラロールのスワイプを要求しているように見える。6月20日にTikTokに投稿されたこの動画には、(8月20日現在)170万以上の「いいね!」がついている。

@gertiemusic

Wow!!!!! Jelani the Gorilla Tells You to Swipe through pictures on your phone!!!!! #jelanithegorilla #louisvillezoo #gorilla #foryoupage

♬ original sound - Gertie Music

ジェラーニは1997年にシカゴのリンカーンパーク動物園で生まれ、2002年にルイビル動物園へとやってきた。

ABCニュースによると、ジェラーニは他のゴリラの画像を見るのが好きだという。動物園職員のカイル・シェパード氏は「彼は何でも見る」と回答。

きっかけはジェラーニが怪我をしたときのこと。

「24時間体制で世話をしている間、彼と一緒にビデオを見ていた。それが始まりではないかと思う」

シェパード氏はそう振り返る。

2015年、青年にスワイプを指示しているようなジェラーニの動画をポール・ロスがユーチューブに公開したことで初めて話題となった。この動画は約6年の間に2500万回以上再生されている。

その2年後にも同じことをして話題に上がった。このときには、スワイプして気に入ったゴリラのところで一時停止する動作がTinderを使っているようだとツイッターユーザーの間で盛り上がった。

そして2021年、ダウンロード数でツイッターやユーチューブを凌駕したTikTokで時代に乗り遅れることなく、またもや名声を獲得したのだ。

あるTikTokユーザーはジェラーニについて、以下のコメントを残した。

「彼には自分のスマホが必要だ」

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

米ISM製造業景気指数、4月48.7 関税の影響で

ワールド

トランプ氏、ウォルツ大統領補佐官解任へ=関係筋

ビジネス

物言う株主サード・ポイント、USスチール株保有 日

ビジネス

マクドナルド、世界の四半期既存店売上高が予想外の減
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    ウクライナ戦争は終わらない──ロシアを動かす「100年…
  • 5
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 6
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 7
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 8
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 9
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 10
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 8
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中