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大谷翔平はなぜいつも楽しそうなのか...自らを「開花」させる86の言葉、ほか【各出版社イチオシ4冊】

2021年8月24日(火)19時17分
flier編集部

『激変する世界の変化を読み解く 教養としての地理』

 著者:山岡信幸
 出版社:PHP研究所
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

世の中の変化とともに、子どもの頃に学んだ「地図の常識」が大きく変わりました。風車や老人ホームといった新たな地図記号が登場する一方、電話局や工場の地図記号は消えました。世界に目を向けてみると、温暖化で北極海航路が開通し、湾岸諸国は脱石油を模索し、アフリカは中国と結びつきを強めています。

「共通テスト」の地理では、特産物や地名を羅列して暗記させるような内容は姿を消し、地理の「理=ことわり(ものの道理)」の部分が重視された設問となりました。

地理を学ぶ意義は、必要最小限の知識を獲得することや、情報を得るためのスキルを身につけることには限定されない。むしろ、それらの知識や情報を組み合わせ、結びつけ、考察する能力を育てることに重心が移ってきたのです。2022年からは、高校で地理が必修科目となります。

本書では、予備校界における地理の第一人者が、教養として大人が身につけておくべき最新の情報を、多くの図解と写真を用いて解説します。

(第一制作部 木南勇二)

『図解デジタルマーケティング・ハンドブック』

 著者:カーツメディアワークス
 出版社:日本能率協会マネジメントセンター
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

いくら良いものを作っても、知られなければ売れることはないのが、今の時代。しかも、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌よりも、SNSなどネットで情報を得る人が多いなか、モノを売るにはデジタルマーケティングをどう使うかがカギです。しかし、「デジタルマーケティングって、どうやったらいいの?」という人が多いのが実際のところではないでしょうか。

それならば、ということでできたのが、本書です。自社のホームページ、フェイスブックなどのSNS、ネット広告、デジタルPRそれぞれの特徴と使い方・100項目すべてを、見開きの図解に。はじめて取り組む人には手順書として、経験のある人には体系的な流れをつかむ本として、すぐに使える内容です。

(赤羽編集工房 根本浩美)

flier編集部

本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。

通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されているほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

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