カナダ、北極圏2カ所に領事館開設へ プレゼンス強化狙う
12月17日 カナダのアナンド外相は16日、北極圏におけるプレゼンス強化の一環として、グリーンランドとアラスカ州アンカレッジに新たな領事館を開設する計画だと明らかにした。写真は3月29日、グリーンランドの首都ヌークで撮影(2025年 ロイター/Leonhard Foeger)
Maria Cheng
[オタワ 16日 ロイター] - カナダのアナンド外相は16日、北極圏におけるプレゼンス強化の一環として、グリーンランドとアラスカ州アンカレッジに新たな領事館を開設する計画だと明らかにした。
北極圏は鉱物資源に恵まれた地域で、トランプ米大統領のほか、ロシア、中国など超大国の関心が高まっている。これを受けてカーニー首相は、北極圏におけるカナダの軍事・安全保障プレゼンスを強化すると公約している。
アナンド氏はロイターとのインタビューで、北極圏はカナダの外交政策で最優先事項だと説明。「ロシアのインフラがますます北上し、極地の氷床が溶けて北西航路の通行が容易になっている今、この地域は極めて重要となっている」と述べた。
カナダは11月にグリーンランドのヌークに領事館を開設する予定だったが、悪天候で延期を余儀なくされた。
アナンド氏は、アンカレッジのカナダ領事館開設時期は未定と述べた。





