<中国政府はWHOの聞き取り調査に応じないよう市民に圧力をかけており、発生源は武漢ではないとの見解を打ち出している>

新型コロナウイルスの発生源を探るために中国・武漢に到着したWHOの調査団は、1月28日に本格的な調査を開始した。

だが中国政府が情報提供に制限を設けたり、初期の感染者やその遺族に対して聞き取り調査に応じないよう圧力をかけており、難航が予想される。

中国政府にとって、新型コロナの発生源は国際社会での立場に関わる重大な政治問題。そのためウイルスは武漢発ではなく、2019年秋に世界各地で同時多発的に拡大したという見解を打ち出している。

自国の責任論を回避するために、ウイルスが冷凍食品に混入して国内に入り込んだとの説を調査団に訴える可能性もある。

確かにWHOは、冷凍食品を介してウイルスが「再上陸」するリスクがあるとコロナを封じ込めている国々に警告している。

だが、中国の冷凍食品説には多くの専門家が否定的だ。武漢のような大規模な感染拡大が当初、他国で起きなかった理由も説明がつかないからだ。

From thediplomat.com

<2021年2月9日号掲載>

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