最新記事
中東イラン、韓国タンカーの人質利用の疑い否定

イランは5日、韓国船籍の石油タンカーの拿捕について、タンカーと乗組員を人質として利用しているとの疑いを否定した。写真は拿捕されたタンカー。4日撮影(2020年 ロイター/WANA NEWS AGENCY)
イランは5日、韓国船籍の石油タンカーの拿捕について、タンカーと乗組員を人質として利用しているとの疑いを否定した。ただ同時に韓国に対し、米国の制裁措置の下で凍結されている70億ドルの資金を利用可能にするよう圧力をかけた。
イラン革命防衛隊は4日、ホルムズ海峡付近で「MT韓国ケミ」号を拿捕した。イラン外務省は同日、韓国による70億ドルの資金凍結解除に向け協議するため、韓国当局が数日中にテヘランを訪れる見通しと発表している。
イラン政府報道官は記者会見で「イランは嫌疑をかけられることに慣れている。人質事件があるとしたら、それはイランが所有する70億ドルの資金を不当に凍結している韓国政府によるものだ」と述べた。
拿捕されたタンカーの乗組員は20人。イランの駐韓国大使は、乗組員は「全員無事」としている。

【話題の記事】
・新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタミン」の正体
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...

アマゾンに飛びます
2025年7月1日号(6月24日発売)は「世界が尊敬する日本のCEO」特集。不屈のIT投資家、観光ニッポンの牽引役、アパレルの覇者……その哲学と発想と行動力で輝く日本の経営者たち
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら