最新記事

セレブ

どの俳優も共演者を6人たどればケビン・ベーコンに行き着く⁉

Happy Birthday, Kevin Bacon

2020年8月15日(土)15時30分
ジェームズ・クラウリー

兄マイケル(左)と組んだバンド、ベーコン・ブラザーズはライブ活動も行っている DEBRA L ROTHENBERG/GETTY IMAGES

<ベーコンの「幅広いコネ」に乾杯! 62歳の彼が細く長く愛され続ける理由>

俳優のケビン・ベーコンが7月8日に62歳の誕生日を迎えた。「だから?」と言われそうな半端な数字だが、だからこそこの機会に、彼の俳優としてのキャリアだけではなく、ポップカルチャーに与えた偉大な貢献をたたえたい。

もうピンときた読者もいるかもしれない。ハリウッドのトリビアゲーム「ケビン・ベーコンと6次のつながり」のことだ。

ベーコンは『13日の金曜日』の第1作(1980年)や大ブレイクした『フットルース』(84年)、さらに『ア・フュー・グッドメン』(92年)、『ミスティック・リバー』(2003年)、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(11年)など、数々の傑作映画に出演してきた。

さらに97年には、兄マイケルとベーコン・ブラザーズというロックバンドを結成。こちらも細く長く活動を続け、この7月にはニューアルバムを発表した。先行シングルのタイトルは「コロナ・チューン」。新型コロナウイルスの犠牲者にささげる鎮魂歌だ。

そんなベーコン自身の意思とは無関係に生まれたのが、「6次のつながり」だ。これは「どんな俳優でも共演者を最大6人たどればケビン・ベーコンに行き着く」という逸話にチャレンジするゲーム。ベーコンにたどり着くまでに要するつながりの数は「ベーコン数」と呼ばれる。

大物ぶらないのが魅力

でも、正解が分からなければゲームにならないのでは?

ごもっとも。だが心配は要らない。今はベーコン数を瞬時に教えてくれるウェブサイト「オラクル・オブ・ベーコン」がある。画面の検索欄に俳優の名前を入れると、すぐにベーコン数と詳細なつながりを教えてくれる。

例えば、トム・クルーズのベーコン数は1。なぜなら2人は『ア・フュー・グッドメン』で共演しているからだ。一方、クリス・プラットのベーコン数は2。直接の共演経験はなく、アマンダ・サイフリッドを介してつながっているからだ(プラットとサイフリッドは『ジェニファーズ・ボディ』で共演、サイフリッドとベーコンは『ユー・シュッド・ハブ・レフト』で共演している)。

<関連記事:コロナで学ぶ正しいセレブパワーの使い方

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

日中双方と協力可能、バランス取る必要=米国務長官

ビジネス

マスク氏のテスラ巨額報酬復活、デラウェア州最高裁が

ワールド

米、シリアでIS拠点に大規模空爆 米兵士殺害に報復

ワールド

エプスタイン文書公開、クリントン元大統領の写真など
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 2
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 3
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦い」...ドラマ化に漕ぎ着けるための「2つの秘策」とは?
  • 4
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 5
    中国最強空母「福建」の台湾海峡通過は、第一列島線…
  • 6
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 7
    おこめ券、なぜここまで評判悪い? 「利益誘導」「ム…
  • 8
    ゆっくりと傾いて、崩壊は一瞬...高さ35mの「自由の…
  • 9
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 10
    ロシア、北朝鮮兵への報酬「不払い」疑惑...金正恩が…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 9
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 6
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中