最新記事

感染症

ロシア、閣僚3人目の新型コロナウイルス感染確認 抑制策3段階で緩和へ

2020年5月7日(木)09時11分

ロシアが新型コロナウイルス感染拡大抑制策を3段階に分けて緩和することが6日、当局者の話で明らかになった。プーチン大統領もこの計画に支持を示している。モスクワで撮影(2020年 ロイター/EVGENIA NOVOZHENINA)

ロシアが新型コロナウイルス感染拡大抑制策を3段階に分けて緩和することが6日、当局者の話で明らかになった。プーチン大統領もこの計画に支持を示している。

モスクワのソビャーニン市長は、モスクワ市内で感染者数が増加しているのは検査実施件数の増加を反映しているとし、感染を巡る状況は過去2週間で安定化したと指摘。ただ感染拡大抑制策の一部が12日以降に緩和されても、外出自粛などの措置は必要になるとの考えを示した。

プーチン大統領は政府当局者、および地方政府の長官らとのテレビ会議で、これまでに得られた進展を無駄にしないためにも、ロシアは感染拡大抑制策の緩和は急がないと表明。ただ、3段階で抑制策を緩和していく計画に支持を示した。

消費者権利保護・福祉監督庁のポポワ長官によると、第1段階では散歩や運動のための外出が許可され、第2段階では教育機関が再開されるほか、一部のサービス部門が営業を再開する。第3段階では公園や娯楽施設が再開される。

ロシアの新型ウイルス感染者数は6日時点で累計16万5929人。新たな感染者数は6日まで4日連続で1万人を超えた。感染による死者数は1537人。

この日はリュビモワ文化相が新型ウイルスに感染したことが明らかになった。ミシュスチン首相とヤクシェフ建設住宅相に続き、閣僚で3人目の感染者となった。

ロシア経済は感染拡大で大きな影響を受けており、ロシア中央銀行は4月、2020年は最大6%のマイナス成長に陥る恐れがあるとの見方を示している。

[モスクワ ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【関連記事】
・東京都、新型コロナウイルス新規感染38人確認 4日連続で減少続く
・「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に
・日本とは「似て非なる国」タイのコロナ事情
・トランプ「米国の新型コロナウイルス死者最大10万人、ワクチンは年内にできる」


20050512issue_cover_150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年5月5日/12日号(4月28日発売)は「ポストコロナを生き抜く 日本への提言」特集。パックン、ロバート キャンベル、アレックス・カー、リチャード・クー、フローラン・ダバディら14人の外国人識者が示す、コロナ禍で見えてきた日本の長所と短所、進むべき道。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

欧州、ユーロの国際的役割拡大に備えを=オーストリア

ビジネス

中国の証取、優良上場企業のリファイナンス支援 審査

ワールド

キューバの燃料事情は「危機的」とロシア、米の締め付

ビジネス

ユーロ圏投資家心理、2月は予想上回る改善 25年7
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 2
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日本をどうしたいのか
  • 3
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...周囲を気にしない「迷惑行為」が撮影される
  • 4
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 5
    韓国映画『しあわせな選択』 ニューズウィーク日本…
  • 6
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 7
    背中を制する者が身体を制する...関節と腱を壊さない…
  • 8
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 9
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 10
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 8
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 9
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 10
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中