最新記事

感染症

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(27日現在)

2020年5月27日(水)11時03分

■抗マラリア薬のコロナ治療利用、WHOが6月中旬までに検証結果

世界保健機関(WHO)は26日、抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」を新型コロナウイルス感染症治療に利用することについて、効果の有無を含めたデータ検証結果を6月中旬までに公表すると発表した。

■ルフトハンザ、欧州委の早期承認に期待 公的支援巡り=関係筋

ドイツ航空大手ルフトハンザは同国政府と前日合意した90億ユーロ(98億ドル)規模の救済策を巡り、欧州委員会から「数日中」にも承認を獲得できる可能性があるとして迅速な承認に期待を寄せいている。関係筋が明らかにした。

■NY証取、フロア取引再開 クオモ州知事がオープニングベル

米ニューヨーク証券取引所(NYSE)は26日、新型コロナウイルス感染拡大を受け停止していたトレーディングフロアでの取引を再開した。NYSEは3月23日にフロアを閉鎖し、電子取引に全面的に移行していた。

■BUZZ-英離脱後交渉、EU側に歩み寄りの兆し ポンドに追い風

英国と欧州連合(EU)は来週、英EU離脱後の新たな通商関係を巡る交渉を再開する。英国にとって重要な問題の一つである漁業権を巡りEU側が一段と歩み寄れば、ポンドの追い風になりそうだ。

■イーライリリーと上海君実がコロナ抗体薬臨床試験、第2四半期に

米製薬イーライ・リリーと中国の上海君実生物医薬(ジュンシ・バイオサイエンシズ)<1877.HK>は26日、新型コロナウイルスの抗体治験薬の臨床試験を米中両国で第2・四半期に開始する計画を発表した。

■中国、軍事能力増強へ 新型コロナで国家安全保障に影響=習主席

中国の習近平国家主席は26日、新型コロナウイルス感染拡大で国家安全保障が大きな影響を受けているため、武装戦に対する準備を強化し、軍事任務を遂行する能力を増強すると述べた。国営テレビが報じた。

■ドイツ、欧州31カ国の渡航制限解除を検討 6月中旬めどに

ドイツ政府が新型コロナウイルス流行を受けて導入した欧州31カ国への渡航制限を6月中旬に解除することを検討している。政府筋が明らかにした。また報道によると、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)措置の緩和も6月29日に1週間前倒しされる可能性がある。

■米商工会議所、香港国家安全法に懸念 中国に緊張緩和への努力要請

米商工会議所は26日、中国政府が制定を目指す「香港国家安全法」によって「一国二制度」で保障された香港の高度の自治が脅かされる恐れがあるとの懸念を表明し、緊張緩和に努めるよう中国に要請した。

■英中銀、マイナス金利導入段階に至っていない=ハルデーン理事

イングランド銀行(英中銀、BOE)のチーフエコノミスト、ハルデーン理事は26日、国内経済の状況について、初のマイナス金利導入に踏み切る段階には全く至っていないと述べた。

■英国の新型コロナ死者数が4万7000人突破 首相への批判広がる

英国で新型コロナウイルス感染症による死者が26日、4万7000人を突破した。

■英閣外相が辞任、首相側近の封鎖中移動巡る説明は「通用せず」

英スコットランド省のダグラス・ロス閣外相は26日、ロックダウン(都市封鎖)中の移動を巡るジョンソン英首相側近の説明は多くの人にとって「通用しない」と述べ、辞任した。

*内容を追加しました。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【関連記事】
・経済再開が早過ぎた?パーティーに湧くアメリカ
・東京都、新型コロナウイルス新規感染10人 15人未満が12日連続
・「検査と隔離」もウイルス第2波は止められない 米専門家
・新型コロナの死亡率はなぜか人種により異なっている



20200602issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年6月2日号(5月25日発売)は「コロナ不況に勝つ 最新ミクロ経済学」特集。行動経済学、オークション、ゲーム理論、ダイナミック・プライシング......生活と資産を守る経済学。不況、品不足、雇用不安はこう乗り切れ。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ゼレンスキー氏、トランプ氏と28日会談 領土など和

ワールド

ナジブ・マレーシア元首相、1MDB汚職事件で全25

ワールド

ロシア高官、和平案巡り米側と接触 協議継続へ=大統

ワールド

前大統領に懲役10年求刑、非常戒厳後の捜査妨害など
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指すのは、真田広之とは「別の道」【独占インタビュー】
  • 4
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 5
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 6
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 7
    赤ちゃんの「足の動き」に違和感を覚えた母親、動画…
  • 8
    中国、米艦攻撃ミサイル能力を強化 米本土と日本が…
  • 9
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 10
    「時代劇を頼む」と言われた...岡田准一が語る、侍た…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 6
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 7
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 8
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 9
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 10
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中