最新記事
ウクライナ戦争

戦車「爆破」の瞬間も...ロシア軍格納庫を襲うドローン攻撃の迫力映像 打撃は「400万ドル相当」とウクライナ国防省

Russia Loses $4 Million Worth of Tanks, IFVs in Ukraine Strike

2025年5月14日(水)21時20分
ブレンダン・コール
T-72戦車

T-72B3(2020年6月、ロシア・サンクトペテルブルク) Karasev Viktor-Shutterstock

<ウクライナ国防省によれば、格納庫にはT-72戦車やBMD-2歩兵戦闘車(IFV)が配備されていたという>

ウクライナ当局によれば、同国軍が実施したドローン(無人機)攻撃により、数百万ドル相当とされるロシア軍の装備が破壊されたという。

【動画】戦車「爆破」の決定的瞬間も...ロシア軍格納庫を襲う「ドローン攻撃」の迫力映像

ウクライナ国防省は5月12日、ウクライナ国内にあるロシアの格納庫をウクライナ軍が攻撃したと発表し、その様子だとする動画を公開した(場所は特定されていない)。

本誌はロシア国防省にコメントを求めている。

ウクライナは戦場で国産のドローンを使用しており、ロシア側は装備と兵士の損失を出し続けている。

ウクライナ国防省は、第225強襲連隊が航空偵察を行い、格納庫に隠れるロシアの戦車を発見したと説明している。

同省の発表によれば、ウクライナ軍が破壊した格納庫には400万ドル相当とされるロシアの装備が配備されており、標的の中にはT-72戦車やBMD-2歩兵戦闘車(IFV)が含まれていたという。

公開されたドローン映像には、標的が攻撃を受ける瞬間とその後の様子が映っているとされるが、本誌は独自に検証できなかった。

ウクライナの報道機関「ディフェンス・エクスプレス(Defense Express)」は、「ウクライナの自爆型ドローンが戦車を攻撃し、その後、別のドローンがとどめを刺した」と伝えている。

映像や写真を基に両軍の損失を集計しているウェブサイト「オリックス(Oryx)」によれば、12日の時点で、ロシア軍はさまざまなタイプのT-72戦車を合わせて1710両失っている。

ガジェット
仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、モバイルバッテリーがビジネスパーソンに最適な理由
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

英中銀ピル氏、QEの国債保有「非常に低い水準」まで

ワールド

クラウドフレアで障害、数千人に影響 チャットGPT

ワールド

イスラエル首相、ガザからのハマス排除を呼びかけ 国

ビジネス

ユーロ圏銀行、資金調達の市場依存が危機時にリスク=
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 3
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影風景がSNSで話題に、「再現度が高すぎる」とファン興奮
  • 4
    マイケル・J・フォックスが新著で初めて語る、40年目…
  • 5
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 6
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    「嘘つき」「極右」 嫌われる参政党が、それでも熱狂…
  • 9
    「日本人ファースト」「オーガニック右翼」というイ…
  • 10
    悪化する日中関係 悪いのは高市首相か、それとも中国…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 7
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 8
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 9
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 10
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中