最新記事

感染症

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(4月1日現在)

2020年4月1日(水)17時05分

4月1日、米保健当局は新型コロナ拡大防止へ市民のマスク着用勧告を検討しはじめた。 REUTERS

■独2月小売売上高、移動制限前のパニック買いで大幅増

ドイツ連邦統計庁が発表した2月の小売売上高(実質ベース)は、前年比6.4%増で、アナリスト予想の1.5%増を大幅に上回った。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた移動等の制限措置を前にした「パニック買い」に押し上げられた。

■米アップル、中国への新型コロナ対応寄付金を700万ドルに増額

米アップルのクック最高経営責任者(CEO)は1日、中国の新型コロナウイルス感染拡大対策への寄付金を、倍以上の5000万元(700万ドル)超に増額すると発表した。

■豪大手銀に格下げリスクなし、新型コロナで貸倒急増でも=S&P

格付け会社S&Pグローバルは、オーストラリアの大手銀行は新型コロナウイルス流行に伴う貸し倒れの急増を乗り切ることが可能であり、こうした銀行の大半に格下げのリスクはないとの見解を示した。

■ブラジル、新型コロナ対応巡り政権内に温度差 大統領が孤立化

ブラジルのゲジス経済相は31日、新型コロナウイルス感染拡大を抑制するため社会的距離を保つ政策と、経済防衛のバランスを取る必要があると述べた。これより先、ボルソナロ大統領は、飢餓が新型ウイルスそのものと同程度に脅威だとの認識を示しており、新型ウイルス対策を巡る政権内の温度差が浮き彫りとなった。

■新型コロナ、世界の死者4.2万人超す 感染者85万人

ロイターの集計によると、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で85万1000人を超え、死者は4万2053人となった。

■キャタピラー、昇給見送り 新型コロナで経費削減

米重機大手のキャタピラーは31日、新型コロナウイルスの影響に伴い、コストを削減するため、年次昇給を見送ると発表した。上級管理職・ホワイトカラー従業員が対象となる。

■イタリア、今年はマイナス6%成長との試算は「現実的」=経済相

イタリアのグアルティエリ経済・財務相は1日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年の国内総生産(GDP)がマイナス6%になるとの経済団体の試算について「残念だが現実的だ」と述べた。

■EXCLUSIVE-KKR、グッドパックの売却手続き棚上げ 新型コロナで=関係筋

米プライベートエクイティ(PE)のKKRは、シンガポールのIBCコンテナ(中型容量コンテナ)メーカー、グッドパックの売却手続きを棚上げした。

■マカオのカジノ収入、3月は前年比80%減 新型コロナが影響

マカオ当局が1日発表した3月のカジノ収入は前年同月比で79.7%急減し、53億パタカ(6億6400万ドル)となった。市場予想の80─82%減とほぼ一致した。新型コロナウイルス感染拡大を防止するための入境制限などが響いた。

■香港でペットのネコが新型コロナ感染、域内の動物では3例目

香港当局によると、新型コロナウイルス感染が確認された飼い主が飼育していたペットのネコの感染が見つかった。ネコは無症状という。

■中国、新規感染者が36人に減少 無症状感染者を新たに130人確認

中国国家衛生健康委員会の発表によると、3月31日の新型コロナウイルスの新たな感染者は36人で、前日の48人から減少した。

■仏ディオールがマスク生産開始、工場でボランティアが作業

仏LVMH傘下のファッションブランド、クリスチャン・ディオールは31日、スーパーマーケットなど新型コロナウイルス感染拡大の中で営業している業種の労働者向けに、北部ブルターニュの工場でマスク生産に入ったと明らかにした。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米GDP、第3四半期速報値は4.3%増 予想上回る

ビジネス

米CB消費者信頼感、12月は予想下回る 雇用・所得

ワールド

トランプ氏「同意しない者はFRB議長にせず」、就任

ワールド

イスラエルのガザ再入植計画、国防相が示唆後に否定
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者・野村泰紀に聞いた「ファンダメンタルなもの」への情熱
  • 2
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低く、健康不安もあるのに働く高齢者たち
  • 3
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 4
    ジョンベネ・ラムジー殺害事件に新展開 父「これま…
  • 5
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 6
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 7
    「何度でも見ちゃう...」ビリー・アイリッシュ、自身…
  • 8
    なぜ人は「過去の失敗」ばかり覚えているのか?――老…
  • 9
    「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野…
  • 10
    楽しい自撮り動画から一転...女性が「凶暴な大型動物…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 9
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 10
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 8
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中