新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(2日現在)
■英政府、新型コロナ検査拡充へ 4月中旬までに倍増
英政府は、新型コロナウイルスの検査を拡充する方針。国内で感染が広がる中、十分な検査が行われていないとの批判が出ている。
■米MMFは1―3月の資金流入が過去最大規模、株式や債券からシフト
今年1─3月に米国のマネー・マーケット・ファンド(MMF)への資金流入が過去最大規模になった見込みであることが、EPFRグローバルのデータで分かった。
■米国株ファンド、流出超過額は2018年2月以来の大きさ=ICI
米投資信託協会(ICI)が1日公表したデータによると、ファンド投資家は先週、ほぼすべての米国資産クラスから資金を引き揚げた。米株に投資するミューチュアル・ファンドと上場投資信託(ETF)の資金純流出額は2018年2月以来の大きさとなったほか、債券ファンドからの流出額は1000億ドルを超えた。
■IMF、新型コロナ危機対応へ十分な財源保有=当局者
国際通貨基金(IMF)当局者は1日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により新興国経済への圧力が強まっているものの、IMFはこれらの国のニーズに対応できる十分な財源を有しているとの認識を示した。
■日産自、米工場閉鎖を4月下旬まで継続 新型コロナ拡大防止へ
日産自動車<7201.T>は1日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、米国の自動車工場の閉鎖を4月下旬まで継続すると発表した。[nT9N2AE01T]
■コロナ感染者、今後数日で100万人へ 死者5万人も=WHO
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は1日、新型コロナウイルス感染の「急速な加速と世界的な拡大」に深い懸念を表明し、新型コロナ感染症による死者と感染者が今後数日でさらに増加するとの見通しを示した。
■失業率、コロナで「劇的悪化」 オフィス需要に不安=連銀総裁
米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は1日、新型コロナウイルスの感染拡大阻止に向けたソーシャル・ディスタンシング(社会的距離戦略)によって経済の動きが止まり、失業率の「劇的な上昇」につながるとの見方を示した。
■伊の新型コロナ死者1.3万人、増加ペース鈍化 外出制限は延長
イタリア保健当局は1日、新型コロナウイルス感染症による死者が過去24時間で727人増え、1万3155人に達したと発表した。死者数は前日の837人から減少し、過去6日で最小となった。
■新型コロナ、発症1─3日前からウイルス感染の可能性=CDC調査
新型コロナウイルス感染者が症状の表れる1─3日前から他人にウイルスを感染させる可能性があることが、米疾病対策センター(CDC)が公表した調査報告書で明らかになった。
■中国河南省の自治体が都市封鎖、新型コロナ感染確認受け
中国河南省にあるジア県は1日、県内で新型コロナウイルスの感染が確認されたことを受け、県外への移動を事実上禁止する封鎖措置を取ったと明らかにした。
■コロナ対応で途上国債務の救済を、WHOなど訴え
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は1日、世界銀行や国際通貨基金(IMF)と連携して、新型コロナウイルスで打撃を受けている発展途上国への債務救済が必要と訴えた。
■マラリア薬の需要急増、コロナ向けに米FDAが緊急使用許可
米食品医薬品局(FDA)は1日、新型コロナウイルスの流行に伴い、マラリア治療薬であるヒドロキシクロロキンとリン酸クロロキンへの需要が高まっており、不足状態にあると明らかにした。