最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(23日現在)

2020年3月23日(月)19時25分

■カナダ、新型コロナの死者が20人に急増 感染予防策違反に罰則も

カナダ政府の22日の発表によると、国内の新型コロナ感染による死者は20人と、前日の13人から急増した。ハイデュ保健相は、海外かららの帰国者が14日間の隔離義務に従わない場合、刑事罰を科す可能性があると警告した。

■オペラ歌手ドミンゴさん、新型コロナに感染

スペイン出身の世界的オペラ歌手プラシド・ドミンゴさん(79)は22日、新型コロナウイルスに感染したことを明らかにした。

■韓国、新型コロナ新規感染者64人 ピークの2月29日以来最少

韓国疾病予防管理局(KCDC)の23日の発表によると、国内の新型コロナウイルスの新たな感染者は64人で、2月29日にピークに達して以来最少となった。減少傾向が続き、感染拡大の勢いが弱まりつつあるとの期待が高まっている。

■米自動車業界、新型コロナで税負担軽減と新貿易協定発効延期を要請

自動車業界団体の米自動車イノベーション協会(AAI)と米自動車部品工業会(MEMA)は20日、米議員に対し、新型コロナウイルスが原因で自動車販売台数が減少するのに伴い、新たな税負担軽減措置の導入と、米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の発効を遅らせるよう求める共同書簡を送付した。書簡内容をロイターが確認した。

■東京五輪に選手団派遣しない方針=カナダオリンピック委員会

カナダのオリンピック委員会(COC)とパラリンピック委員会(CPC)は22日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2020年東京五輪に選手団を派遣しない方針を示した。

■新型コロナ、封鎖措置だけでは封じ込め不可能=WHO

世界保健機関(WHO)で緊急事態対応部門を統括するマイケル・ライアン氏は22日、新型コロナウイルス対策で、単に場所や建物を封鎖するだけではウイルスを完全に封じ込めることはできないと指摘し、感染の再発を防ぐためにしっかりとした公衆衛生対策をすぐに講じる必要があるとの考えを示した。

■自動車各社、新型コロナ感染拡大でインド生産停止

インド自動車最大手マルチ・スズキ・インディア、マヒンドラ・アンド・マヒンドラ、独メルセデス・ベンツ、欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)など自動車各社は22日、新型コロナウイルスの感染拡大を理由にインドでの自動車生産を停止すると発表した。

■中国本土、新型コロナの新規感染者が減少 全員が海外からの入国者

中国国家衛生健康委員会は23日、中国本土で22日に新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は39人と発表した。北京市が海外から持ち込まれる感染事例の対策を強化したため、5日ぶりに本土の新規感染者が減少した。

■豪政府、新型コロナ対応で追加の景気対策を発表

オーストラリア政府は22日、新型コロナウイルス対策の第2弾として664億豪ドル(385億米ドル)の景気刺激策を発表した。政府が既に発表した176億豪ドル(102億米ドル)の景気対策を大きく上回る規模となる。

■米FBが非常用備蓄マスク72万枚を医療従事者に寄付、追加購入も=CEO

米フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は22日、同社は非常用に備蓄していたマスク72万枚を医療従事者向けに寄付したと明らかにした。

■イランのハメネイ師、新型コロナ巡る米国の支援を拒否

イランの最高指導者ハメネイ師は22日のテレビ演説で、同国の新型コロナウイルス対策に米国が支援を申し出ているのは「奇妙」だと述べ、拒否する考えを示した。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

インドと米国、二国間貿易協定への交渉で一定の前進=

ビジネス

米国株式市場=上昇、ダウ105ドル高 米中貿易協議

ビジネス

世銀、25年世界成長率予測2.3%に下方修正 貿易

ビジネス

再送-〔アングル〕超長期金利に低下圧力、財務省対応
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:非婚化する世界
特集:非婚化する世界
2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタらが乗ったガザ支援船をイスラエルが拿捕
  • 3
    ファスティングをすると、なぜ空腹を感じなくなるのか?...「断続的ファスティング」が進化させる「脳」と「意志」
  • 4
    今こそ「古典的な」ディズニープリンセスに戻るべき…
  • 5
    「白鵬は、もう相撲に関わらないほうがいい」...モン…
  • 6
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 7
    ふわふわの「白カビ」に覆われたイチゴを食べても、…
  • 8
    まさか警官が「記者を狙った?」...LAデモ取材の豪リ…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラドールに涙
  • 3
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット騒然の「食パン座り」
  • 4
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 5
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 6
    日本の女子を追い込む、自分は「太り過ぎ」という歪…
  • 7
    ひとりで浴槽に...雷を怖れたハスキーが選んだ「安全…
  • 8
    ふわふわの「白カビ」に覆われたイチゴを食べても、…
  • 9
    50歳を過ぎた女は「全員おばあさん」?...これこそが…
  • 10
    プールサイドで食事中の女性の背後...忍び寄る「恐ろ…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 7
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 10
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中