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韓国事情

日韓関係の悪化が懸念されるが、韓国の世論は冷静──日本文化の浸透がその背景に?

2018年12月26日(水)15時50分
佐々木和義

また、複数で食すのが基本の韓国料理と違って、日本料理は1人で食すメニューが多く、1人飯の増加も日本食の浸透に一役買っている。

ブーム当初は大規模な居酒屋が主流だったが、ドラマ「深夜食堂」が人気を博すと、小林薫氏が演ずる主人公の店をイメージした小規模店が目立つようになってきた。メニューを絞った小規模店は開業資金が少なく、習得期間が短いメリットもある。日本の家庭料理を提供する店やスイーツ専門店など多様化が進んでいる。

日韓関係の悪化を危惧する声

先日、韓国の裁判所が統治時代に強制徴用されたとして元工員が損害賠償請求を起こした訴訟で、日本企業に賠償金を命じる判決を下したことを受け、政財界を中心に日韓関係の悪化を危惧する声があがっているが、韓国の世論は冷静だ。

日本文化に馴染みが深い若者を筆頭に'徴用工'は韓国の国内問題であると、矛先を日本ではなく協定を締結した韓国政府に向ける人たちが現れはじめている。

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