最新記事

ロシア疑惑

トランプ、側近とロシア人弁護士による会合を事前に把握

2018年7月27日(金)16時11分

7月27日、トランプ米大統領(右)の顧問弁護士だったマイケル・コーエン氏(左)は、トランプ氏が2016年6月にトランプタワーで側近がロシア人弁護士と接触することを事前に知っていたと明らかにした。写真はニューヨークで4月撮影(2018年 ロイター/Leah Millis)

トランプ米大統領の顧問弁護士だったマイケル・コーエン氏は、トランプ氏が2016年6月にトランプタワーで側近がロシア人弁護士と接触することを事前に知っていたと明らかにした。CNNが26日、関係筋の話として伝えた。

大統領の長男であるドナルド・トランプ・ジュニア氏や娘婿のジャレッド・クシュナー氏、当時の選対本部議長だったポール・マナフォート氏は、2016年6月、ロシア人弁護士らと面会し、民主党のヒラリー・クリントン候補に不利になる情報の提供を持ちかけられたという。

CNNによると、コーエン氏は、ロシアによる2016年米大統領選への介入疑惑を捜査するモラー特別検察官に対し、大統領がこの面会を事前に把握していたと説明する意向という。

トランプ大統領の顧問弁護士を務めるルディ・ジュリアーニ氏は26日、ロイターに対し、コーエン氏は「信用できない」と発言。検察官側がコーエン氏の主張を受け入れる場合、捜査は台無しになると述べた。

コーエン氏はロイターのコメントの求めに応じていない。同氏の代理人はコメントを差し控えた。

モラー氏の広報担当者とマンハッタン連邦検察局の報道官もコメントを差し控えた。

[ワシントン 26日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 AIの6原則
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年7月22日号(7月15日発売)は「AIの6原則」特集。加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」/仕事・学習で最適化する6つのルールとは


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

豪中銀、カード決済に課されるサーチャージの廃止を提

ビジネス

日経平均は4日ぶり反発、AI関連堅調 金利上昇は上

ワールド

中国、「中央都市工作会議」10年ぶり開催 都市開発

ビジネス

午後3時のドルは147円半ばで上昇一服、米CPI控
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    真っ赤に染まった夜空...ロシア軍の「ドローン700機」に襲撃されたキーウ、大爆発の瞬間を捉えた「衝撃映像」
  • 2
    「史上最も高価な昼寝」ウィンブルドン屈指の熱戦中にまさかの居眠り...その姿がばっちり撮られた大物セレブとは?
  • 3
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長だけ追い求め「失われた数百年」到来か?
  • 4
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 5
    エリザベス女王が「うまくいっていない」と心配して…
  • 6
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 7
    【クイズ】次のうち、生物学的に「本当に存在する」…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    「このお菓子、子どもに本当に大丈夫?」──食品添加…
  • 10
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 1
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 2
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、ネットが感動の渦
  • 3
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首」に予想外のものが...救出劇が話題
  • 4
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 5
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...AP…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    イギリスの鉄道、東京メトロが運営したらどうなる?
  • 8
    エリザベス女王が「うまくいっていない」と心配して…
  • 9
    完璧な「節約ディズニーランド」...3歳の娘の夢を「…
  • 10
    トランプ関税と財政の無茶ぶりに投資家もうんざり、…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 9
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 10
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中