最新記事

動物

2度見するしかない ハマってしまった動物たちの異様な姿... 

2018年4月9日(月)17時30分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

2人の男性の手によってシカはようやくガラス球から解放された。その後MCSPCAと州の担当部門に連絡してシカは保護された。直後は衰弱した様子で横たわり、息をするのも辛そうな様子だったが、獣医の治療の甲斐もあり保護から4日目にやっとエサを食べることができた。

MCSPCAの報告では、シカはすでにこのエリアから姿を消していて、群れに合流できたと考えられている。

deer02-180409.JPG
CBS New York-YouTubeより


散歩中に目の前を横切った「プラスチック瓶」

奇妙な生物の目撃情報は他の地域でも。カナダ・トロント近郊で愛犬の散歩をしていたメーガン・オコナーは、不思議な生物に遭遇した。

突如、歩くプラスチック瓶が視界に飛び込んできた。理解しがたい状況に、何が起こっているか確かめるべくオコナーはその不思議な生物のそばに寄った。そして全体像を捉えると、プラスチック瓶に頭を突っ込んだ動物だと分かり驚いた。

この時はまだ何の動物か判別できなかったが、息があることは確認できた。オコナーはプラスチック瓶から救出を試みたが、きつすぎてなかなか抜けない。すぐに専門機関に救助を要請し、大人2人がかりの力によりプラスチック瓶からようやく顔を見せたのは、オスのアライグマだった。

アライグマは鼻と足に怪我をしていて、全身がべたべたと脂っぽかった。救助にあたった専門家らは、プラスチック瓶はマヨネーズの容器だったと考えている。

幸いにもアライグマの健康状態はそれほど悪くなかった。トロント野生動物センターの担当者は、アライグマはプラスチック瓶に囚われてから比較的早く救助されたと説明した。もしも発見が遅れていたら、窒息死か、飢え死にの2択だ。

幸運なアライグマは5日間の治療の後に、森に帰って行った。アニマル・ビーイング・キュートによると、このように人間の出したゴミに体の一部を捉えられてしまう動物は何千匹もいて、救助されるのはほんの一握りだ。氷山の下には人知れず死んでいく動物たちが想像以上にいるのだ。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イラン「核兵器を追求せず」、大統領が国連演説 制裁

ワールド

イスラエル軍、ガザ市中心部へ進撃 医療施設への影響

ビジネス

次期FRB議長に偏見ない人材を、一部候補者の強さに

ビジネス

米財務長官、航空機エンジンや化学品を対中協議の「て
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
2025年9月30日号(9/24発売)

トヨタ、楽天、総合商社、虎屋......名門経営大学院が日本企業を重視する理由

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...「文学界の異変」が起きた本当の理由
  • 2
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ」感染爆発に対抗できる「100年前に忘れられた」治療法とは?
  • 3
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市場、売上を伸ばす老舗ブランドの戦略は?
  • 4
    【クイズ】ハーバード大学ではない...アメリカの「大…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    「何だこれは...」クルーズ船の客室に出現した「謎の…
  • 7
    筋肉はマシンでは育たない...器械に頼らぬ者だけがた…
  • 8
    映画界への恩返しに生きた、ロバート・レッドフォード…
  • 9
    福音派の終末予言はまた空振った?――キリストが迎え…
  • 10
    村上春樹は「どの作品」から読むのが正解? 最初の1…
  • 1
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 2
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分かった驚きの中身
  • 3
    「何だこれは...」クルーズ船の客室に出現した「謎の物体」にSNS大爆笑、「深海魚」説に「カニ」説も?
  • 4
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ…
  • 5
    筋肉はマシンでは育たない...器械に頼らぬ者だけがた…
  • 6
    【動画あり】トランプがチャールズ英国王の目の前で…
  • 7
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...…
  • 8
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍…
  • 9
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 10
    「ミイラはエジプト」はもう古い?...「世界最古のミ…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 6
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 9
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 10
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中